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オックスフォード英語大辞典物語
 
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オックスフォード英語大辞典物語 [単行本]

サイモン・ウィンチェスター , 苅部 恒徳
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

70年に及ぶ辞書作りという「無害な骨折り仕事」は、総文字数2億2700万余にのぼる世界最大の英語辞典「オックスフォード英語大辞典」を生み出した。この地味ながらも壮大なプロジェクトに様々に関わり合った人々の物語。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: 研究社 (2004/08)
  • ISBN-10: 4327451762
  • ISBN-13: 978-4327451769
  • 発売日: 2004/08
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 901,331位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
一口に「70年にわたる辞書作り」といっても、これは並大抵のことではない。実際に、『オックスフォード英語辞典』(OED)の編纂作業は二つの世紀にまたがっており、三世代にわたる専門家の根気と多数のボランティアの協力があって初めて成功したのである。これだけ多くの人間が編纂に関わっていると、逸話の数も膨大になるはずであるが、すでにそのうちの一つを取り上げた『博士と狂人』を書き上げた著者サイモン・ウィンチェスターは、プロジェクトの進行を見失わせることなく、何人かの特筆すべきボランティアの逸話を紹介してくれている。秀逸と評価できたはずである。もし訳文がこれほどひどくなければ。

実際のところ、これほどの悪訳本にお目にかかったのは生まれて初めてである。ふつうは意気込んで原書を買って何ページか読んでいるうちに訳本が出版されてしまい、結局そちらを手に入れて用を足してしまっていたのだが、今回はその逆をやってしまった。あまりに訳文がひどいので意味を確かめるためにわざわざ原書を買ってしまったのだ。これも生まれて初めてのこと。原文に問題があるはずがない。著者は、『博士と狂人』、『世界を変えた地図』など十分な資料収集と学識に裏打ちされたノン・フィクションを書くことで定評がある。これら二つの作品の日本語訳(いずれも早川書房)は、どちらも読みやすく、内容に集中させてくれる。ところが、こちらはまったく内容に集中できない。昼間に狭い路地を歩くのだが、道は穴だらけで、両脇の家から不規則にいろいろなものが道路に突き出している状態を想像してほしい。もちろん、明るいので歩けなくはないのだが、一瞬たりとも気は抜けず、よそ見もできず、ひたすら路面、前方、自分の両側そして頭の上に気を配らなければならないのだ。

なぜこのような翻訳書が世に出てしまったのか。訳者と出版社(言わずと知れた「辞書の」研究社)の見識を疑わざるをえない。良書であるはずだっただけにきわめて残念である。
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By 志村真幸 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 Simon Winchesterの『The Meaning of Everything』(2003年)の翻訳。
 著者はOEDの成立を扱った『博士と凶人』で知られるノンフィクション作家。本書は、OED第一版完成75周年を記念してオックスフォード大学出版会から出たもの。『博士と凶人』に比べて、OEDの編纂の歴史の全体に踏み込んでおり、また、やや学術書寄りになっている。
 英語の辞書の歴史から始まり、英国言語協会での辞書編纂の気運、編集者にマレーが選ばれるまで、大学出版会との折衝などが詳しく描かれていく。多くの編纂協力者が取り上げられ、遅々として出版が進まなかったことが説明され、OED完成には膨大な人間と金と時間がかかったことがわかる。
 著者は腕のいいノンフィクション作家であり、かなり堅い内容の話であるにもかかわらず、飽きさせず、おもしろい本であった。 
 ただ、翻訳に難あり。訳文をもう少し練ってほしい。また、辞書史、英語史の専門家のひとなのだが、固有名詞の表記に妙なこだわりがあるようで、かなり違和感を覚えた。
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