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オチケン! (PHP文芸文庫)
 
 

オチケン! (PHP文芸文庫) [文庫]

大倉 崇裕
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

大学に入学早々、廃部の危機に瀕したオチケン(落語研究会)に入部させられた越智健一。「越智健一でオチケンかぁ。よくできてるよねぇ。ウフフ」――落語にはまったく無関心だった越智だが、名前だけを理由に無理やり入部。強烈な個性の先輩二人に振り回され、授業もまともに出られない。あげくはサークル間の部室争奪をめぐる陰謀に巻き込まれることになり……。
本書は落語にちなんだミステリーも多数発表してきた著者が、大学のオチケンを舞台にユーモアと落語のウンチク満載で描く連作中編ミステリー。付録の「落語ってミステリー!?」では、著者独特の解説による「落語への招待」が綴られており、落語初心者でも安心して手に取れる。
解説は、若い落語ファンを中心に人気沸騰中の柳家喬太郎。代表作に自らのオチケン時代をネタにした新作落語もある強力な解説者を得て、ミステリーファンにも落語ファンにも目の離せない一冊となった。

内容(「BOOK」データベースより)

大学に入学早々、廃部の危機に瀕したオチケン(落語研究会)に無理やり入部させられた越智健一。そこで待ち受けていたのは、幽霊が出るという噂の古い部室と、風変わりな二人の先輩だった。落語なんてまったく知らない上、先輩たちに振りまわされ、必修科目の出席もままならない。あげくはサークル間の陰謀に巻き込まれて…。ユーモアと落語のウンチク満載の中篇二篇を収録した連作ミステリー。

登録情報

  • 文庫: 384ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2011/11/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569677541
  • ISBN-13: 978-4569677545
  • 発売日: 2011/11/17
  • 商品の寸法: 15 x 9.6 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 52,755位 (本のベストセラーを見る)
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By suihou トップ50レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
270ページほどの本文で、お話は二つという、なかなかゆったりしたペースのミステリです。
その名前だけで、大学の落研にむりやり引き込まれた主人公越智健一が、見たところヘタレなくせに妙に落語に味のある岸、その人間に惚れて入ったという中村、両先輩に支えられながら、謎をとく話です。

3人しかいない落研を廃部に追い込み、部室をぶんどろうと画策する三つの非公認サークル。これが動機でもあり、人間関係の葛藤すべてでもある(少なくともこの巻では)、という実にわかりやすくこぢんまりした設定であるところがいいです。同じ著者の『三人の幽霊』『七度狐』などと同じく、落語がキーとなる謎解きですがこちらのほうが、主人公が大学新入生かつ落語素人であるぶん、さらに初心者に丁寧な説明になっているため、物語のテンポものどかです。

落語がキーといっても、謎解きに大技はなく、これまたこぢんまりした種明かしですが、落語のトリヴィアがあちこちにちりばめられているのと、岸の師匠である謎の落語家、やさ男中村の意外な正体、馬術部主将の男気など、人間のおもしろさが本当の見どころかもしれません。脱力系のしゃべり方の岸、描写にさりげなく萌えが感じられる中村、そして恐れを知らない素直な越智、このトリオが立っています。派手な描きかたではないのですが、あちこちにきらりと光るプレゼンが。

作者も後書きで紹介している田中啓文の『笑酔亭梅駆謎解噺』シリーズの、ハチャメチャな爆走パワーと好対照の淡々系落語ミステリ。どちらも気に入っています。「落語ってミステリー?」の落語蘊蓄エッセイのほか、洒落た文庫版後書きもついて満足のゆく一冊です。
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形式:単行本
◆その一「幽霊寿限無」

 落研の部室で居眠りをしていた新入部員の越智健一。
 彼が目覚めた時、落語の「寿限無」が聴こえてきた。

 しかし、部室には彼しかいなかった上に、室内のスピーカーが壊れていたため、
 同時刻に校内放送で流されていた「寿限無」は聴こえなかったはずなのだが…。

 「犯人」の施した仕掛けが、うまく機能しなかったことで
 かえって不可解な状況が現出してしまった今回の事件。

 先輩である落語の天才・岸に導かれながら、初心者として
 「寿限無」を聴き込んでいた越智が僅かな違和感を頼りに
 真相をつきとめる姿が描かれます。

◆その二「馬術部の醜聞」

 その伝統と実績から大学内で圧倒的な
 権力を持つ馬術部にスキャンダルが!!

 未成年部員の喫煙が撮影された
 ビデオが学校に送りつけられたのだ。

 映像のなかに落語の音声が入っていたことから、
 強制的に撮影者の捜索を求められる越智だったが…。

 落語の内容をもとにした〈アリバイ崩し〉がテーマ。
 最後には苦い真相が明らかにされます。

 ともあれ、これからも大学公認団体であり続けるため、
 他サークルとの駆け引きはまだまだ続きそうで、
 越智の本当の受難は、これからのようですw

▼付記

 著者によるエッセイ「落語ってミステリー!?」も収録されています。
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形式:単行本
舞台は大学の落研。
そこにいつの間にか入部させられた越智健一が
落研に持ち込まれる謎を
先輩、岸と中村の助けを借りて・・・
というかこの二人がほとんど解決のヒントを出したりするんだけど
最終的に越智が謎を解く。

そこにいい具合に落語の演目が重なり
その落語の演目が謎を解くヒントにもなったりしている。
落語ミステリーなんて初めてなので
分からないことがあったりもするけれど、
この作品は驚くほどすーーーーーっと読み終えた。
サクサクっと読み進められながら
有名な落語の内容も分かってしまうという、
一石二鳥で楽しめる。
一粒で2度おいしい、そんな感じの作品でした。

越智がいやいや活動を続けている落研に
徐々に染まっていきそうな感じがして
続編ではどうなって行くのか、
そちらも楽しみです。
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