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51 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
疾走しつづけ、ちょっと悲しいアメリカのオタク,
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レビュー対象商品: オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史 (単行本)
こんなに面白いオタク本って、しばらくなかった。80年代以降のアメリカのガキどもが日本のアニメにはまっていく様子を、自分の体験を通じて瑞々しく語っている。 一貫してアメリカの子ども(消費者)の視点で書かれていて、そこが他の同類の書籍とは決定的に違う点。 本書はアメリカに於けるオタク・クロニクルになっている。 超マイナーだったアニメ・まんがを渇望した80年代の黎明期から、商品の流通量が増えていく成長期の90年代、そして日本のポップカルチャーが立派なビジネスになった現在までを一気に語っている。 大変だったんだあ、向こう(アメリカ)は、とつくづく思う。 アメリカン・オタクの障害を乗り越えて燃え上がる愛のような熱意を感じた。 作者は、しかしオタクの限界、ダークサイドも自覚している。どことなく醒めている。現状を手放しに喜んでいる訳ではない。それはお祭りの終わった後のちょっと寂しい感じににているかなと思う。 好著です。
71 人中、67人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すごい容量のアメリカンボーイ・ミーツ・オタク全史,
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レビュー対象商品: オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史 (単行本)
70年代生まれのアメリカの少年が、立派なボンクラ・オタク青年になった。彼の半生とオーバーラップして語られる、アメリカン・オタク・カルチャーの歴史。本書には、ゴジラ、ウルトラマン、宇宙戦艦ヤマト、マクロス、ガッチャマン、子連れ狼、島田陽子のショーグンなどの古典的なオタクコンテンツがいかにしてアメリカに侵入し、彼の地のオタクたちがそれらをいかにして解読していったか(解読が必要なほど歪曲されてたのです)、そして今、彼らがどれほどオタク文化に熱中しているかが、現在進行形のレポートでまとめられています。 そう、細かく項目分けされた本書は、時々時制が2004になったりするんでちょっと混乱するんです。「フィギュア王」「映画秘宝」などに連載されたものに大幅加筆したらしい。でも、それが良い意味でライヴ感を出している。こうして日本で翻訳が読まれている間にも、アメリカンヲタの間では熱心に研究やら消費やらが進んでいることでしょう。その模様はcosplay.コムなどでリアルタイムで確認できます。 怒濤のように流れるオタク市場の変化についてゆけず、足を洗って久しい私ですが、「興味を持ったものを徹底的に調べる」「欲望し、渇仰するものに忠実である」というオタク原理主義的な生き方はやはり素晴らしいと思う。てんこ盛りすぎて腹一杯になる本書ですが、青春の血がたぎる一冊です。アメリカのポップカルチャー好きにも読んでもらいたい。ポップというよりトラッシュかもしれんが、その分正直とゆーか。贋外国人の書いた日本論なんかをありがたがるより、こういう人の本をちゃんと読むほうが、日本の国益になると思うな。
42 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「萌え」の危機?気になったら読むべし。,
By 2太 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史 (単行本)
構成タイトルのつけ方とか写真の入れ方なんかが町山著の「USAカニバケツ」とほぼ同じ。ああ、こういうところも「町山超訳」っぽい感じがするのかな。これは編集者村上清氏の手柄?視覚的に読みやすいので問題なし。というか好き。日本のアダルトアニメ、マンガがHENTAIと呼ばれるようになった経緯とか、「萌え」が世界進出する際のリスクというか、「萌え」が外圧で禁止される可能性がある理由なんかが見えて興味深い。 そして、なんというか、「オタ」がつまんない田舎からの現実逃避として共通の一手法である、という共通点が・・・ちょっと個人的にイタかった。 文句無くお勧め。
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