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オシムの言葉 (集英社文庫)
 
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オシムの言葉 (集英社文庫) (文庫)

木村 元彦 (著)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

名将の秀抜な語録と激動の半生
05年ジェフ市原を優勝に導き、06年より07年11月に病に倒れるまでサッカー日本代表監督を務めたイビツァ・オシム氏。数々の名言の背景にあるものとは? 文庫化に際し大幅加筆。(解説/岡崎満義)


内容(「BOOK」データベースより)

「リスクを冒して攻める。その方がいい人生だと思いませんか?」「君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ」サッカー界のみならず、日本全土に影響を及ぼした言葉の数々。弱小チームを再生し、日本代表を率いた名将が、秀抜な語録と激動の半生から日本人に伝えるメッセージ。文庫化に際し、新たに書き下ろした追章を収録。ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作。

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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これは語録本ではない。, 2008/9/7
確かにオシムは日本人には幾分奇異にも感じられる数々のウィットに富んだ言葉を残したが、本書はいわゆるスポーツ選手やその他著名人の語録を集めた本とは明らかに一線をかくす本である。その内容は戦争の悲惨さや愚かさを生々しく伝える本である。
若い人たちが本書を”勘違いしてでも”手に取って読んでくれることを切に願う。
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24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 シュワーボ!オスタニ, 2008/5/23
By かなり悪いオヤジ (横浜市) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
身長190cmのイビチャ・オシムが日本代表の監督に選ばれた時の記者会見場で、記者の質問をはぐらかす不明瞭な回答やニヤニヤ笑いを見て、「変なオッサンやなぁ」という感想を持った人もきっと多かったはず。本書を読むと、そういった態度をとったオシムの真意がとてもよく理解できる。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の最中、ユーゴスラヴィア代表を率いてつらい戦いを強いられたオシムにとっては当然のことだったのだ。自らの不注意な言動が、政治的プロパガンダに利用されたり、マスコミに歪曲されて報道された挙句、選手や家族・関係者に多大な迷惑を及ぼすことを、身をもって経験させられたからなのである。

木村元彦氏の手による本書は、イビチャ・オシムの自伝的要素が強く、サッカーに造詣が深い方ならより楽しめるマニアックな内容にもなっている。ユーゴスラヴィアサッカーへの筆者の思い入れが行間からほとばしり出る筆致は、温暖化の昨今では少々熱苦しいきらいもあるが、読者にビンビンと伝わってくるオシム本人と教え子たちのサッカーへの限りない情熱は心地よくさえある。あまりにもオシム礼賛色が強いため、オシムに批判的な人を登場させるなどして中立化をはかっても良かったのかなとも思う。

かつて川渕チェアマンがベンゲルに次期監督の要請に行ったところ、「日本にはオシムがいるだろう」と言われたという。数学教授の資格も持つオシム監督は「しょうがない」といって責任の所在をあいまいにしたまま物事を進めようとする日本人の本質を見抜く鋭い洞察力を持ちながら、スポンサー圧力による有名選手登用を嫌い、若手選手にも平等にチャンスを与える中庸の人だったらしい。「ロナウドやジダンは11人もいらない」エキストラキッカーよりも走れる選手を重要視したオシム・サッカーの真髄を知るには、ひたすらボールのみを追っかけるTV中継だけでは土台無理なのだ。

いずれにしても、オシムが世界有数のサッカー指導者であったことは疑いようがなく、トルシェの管理サッカーやジーコの自由放任サッカーと比しても、格段にレベルが高いことをやろうとしていたことは本書を読んだ限り間違いがなさそうだ。志半ばで脳梗塞に倒れたオシムは現在も日本国内でリハビリを続けているという。惜しむらくは、銀河系軍団監督の席をけってまで日本に来てくれたオシム・サッカーの完成型を是非W杯で見てみたかった気もするが、今はただシュワーボ(ドイツ野郎という意のオシムの愛称)の1日も早い回復を祈るだけである。
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18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これぞ真のプロフェッショナル!(文庫化で第10章を新たに書き下ろし), 2008/5/31
本書(単行本)が刊行された際、貪るようにして読みました。これぞプロフェッショナル/リーダーのあるべき姿だとオシム氏に心酔したのでした。(この本がきっかけで、オシム関連本は殆ど読みました。勿論、オシム著「日本人よ!」も) オシム氏の言葉は色んな読み方が出来る深みがありました。例えば「アイディアのない人間もサッカーはできるが、サッカー選手にはなれない」は、「アイディアのない人間も研究はできるが、研究者にはなれない」と読み換えて企業研究者としての自分を奮立たせたりしました。

さて本書(文庫本)ですが、文庫化に際し第10章「それでも日本サッカーのために」(約38頁)が新たに書き下ろされています。オシム氏の日本代表監督時代を振り返った内容です。オシムの言葉というよりは、「オシムが何を成し遂げようとし、選手たちはそれをどう受け止め、感じていたかを中心に据えた」内容です。(勿論、オシム氏が倒れてから退院するまでの逸話も記されています)練習の効果が現れ始め、アジアカップ〜スイス戦〜エジプト戦で徐々に手応えが出てきたところだったのに...と今更ながら残念な思いで一杯です。間もなくW杯3次予選が再開されますが、オシム氏の退院時のメッセージ(「もっと(考えて)走れ、もっとプレースピードを速くしろ!」)が日本代表チームのピッチ上で表現されますようにと、本書も片手に応援したい処です。
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