高尾じんぐ「オシエシラバス」2巻。
1巻は家庭教師として勉強を視る、という内容が中心だったが
2巻ではそれに加えて青春だったり、恋愛沙汰だったり、教恵自身の変化だったり
プラスアルファの要素が強くなってきた。
勿論新キャラの英語教師のエイコさんが登場したりと、そっち方面での進展や面白味もあったりするのだが
基本的には登場人物たちの仲良くなる過程だったり、青春真っ只中の会話センスだったり、ラブコメ風味だったりを
丁寧に楽しむ作風に変化してきた、という感じ。
そしてそれが非常に面白く、キャラ性も掘り下げられてきつつあるので
テーマ以上にキャラを楽しむ事の出来る作風には徐々になってきてると思う。どんどんとバリエーションが広がってる感じ。
特に北川くんの登場は大きく、前作に於ける松戸くんのスパイス要素を真っ当に受け継いでいて
その点でも男女の絡みっていう要素で退屈せずに読めるバランスの良さもあり。
1巻では猪突猛進キャラだった教恵だが
この巻からは割と彼女の成長だったりギャップ等も描かれていて
そういう方面でも正に1巻で出した魅力を正しく2巻で発展させた、という印象。コメディとしても優れてるし
雰囲気漫画としても優れてる、その中間を往く漫画としては前作に引き続き良い立ち位置に立ってるんじゃないか、と。
それで更に特筆すべきは
高校生同士の会話が前作以上に生々しくなっていて
そういった青春時代の空気感をもう一度味わうにはピッタリの漫画にもなっている。
設定こそ奇抜ではあるが
そういったこの作者特有のリアリティ感は今作でも健在、以上にダイレクトでその点でも個人的に嬉しく思ったり。
そんな前作のキャラもさり気にゲスト登場有り、と以前からの読者にもサービスしてくれるのも好印象。
北川くんやまといの尽力によって教恵のキャラがどんどんと可愛く掘り下げられている。
それが何より嬉しい収穫だった2巻でした。至福。