わが人生をどう生きるか。
誰もが常に考えていることだろう。
将来の理想の姿を描き、そこに近づこうと、日々悪戦苦闘している。
そして、糧にも枷にもなる、他者との関わりの中で、順風満帆の時を過ごすこともあれば、
追いつめられ、崖っぷちで必死に堪え、時には逃避行を試みたりする。
孤軍奮闘している自分を思う時、支えてくれる何かが欲しい。
その「何か」として、この本を薦めたい。
オグ・マンディーノは、言わずと知れた人気作家である。
彼の作品を知ったのは、かつて、いつものように本屋で何を読もうかといろいろと眺めていた時、まるで何かに引き寄せられたように、予備知識もなく手に取ったのがきっかけだった。
その後、彼の著作はほとんど買い求め、時・場所を選ばず、まるで渇望していた清水を飲むように読んだものだ。
彼の作品に「人生の選択」(原題:The Choice)という作品がある。
自己啓発書を出版し、成功を収める作家の話であるが、この作品の中で、作家が出版した啓発書を彷彿とさせる。
本書は、タイトルにもあるように、17のルール=アドバイスから構成されている。
一つ一つの言葉がシンプルに、押しつけがましくなく、寄り添うような語り口で書かれている。
成功談というわけではないので、これを実行すれば1年後に成功しているとか、億万長者になれるよとか、そういった類のものではない。
だが、本書の言葉に触れることで、抱えていた問題に対して、コペルニクス的転回とも言えるような発想の転換ができ、事態が好転に向かったということもある。
オグ・マンディーノの作品は皆そうなのだが、この作品は特に私の「人生の友」と言えるものである。
「心を落ち着けて、オグ・マンディーノとの対話を楽しんで欲しい。
そして、これらの言葉を心に留め、一度しかない人生を、毎日心豊かに幸福に生きて欲しい。」
こんなメッセージを添えて、贈りたい本である。