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オクシタニア (下) (オクシタニア) (集英社文庫)
 
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オクシタニア (下) (オクシタニア) (集英社文庫) [文庫]

佐藤 賢一
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

信ずるべきは正統か、それとも異端か。
トゥールーズ名家の御曹司エドモン。彼の妻になるも、異端カタリ派に入信するジラルダ。北部勢力の侵攻に抗するトゥールーズ伯ラモン。三人の運命が出会った時、地上の快楽と苦悩を巡る闘いが…。(解説/樺山紘一)

内容(「BOOK」データベースより)

オクシタニアはフランス王家の支配下に入ったが、カタリ派は地下に潜伏し、容易には撲滅されなかった。その渦中のトゥールーズへ、エドモンが戻ってきた。冷酷な異端審問官として…。正統と異端がせめぎあうオクシタニア。やがて、異端者たちはピレネ山脈の山城モンセギュールに追いつめられていく―。エドモンとジラルダの魂は救われるのか?西洋歴史小説の金子塔、堂々の完結。

登録情報

  • 文庫: 448ページ
  • 出版社: 集英社 (2006/8/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087460665
  • ISBN-13: 978-4087460667
  • 発売日: 2006/8/18
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 80,589位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 久保田夏彦 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
下巻は、上巻よりもさらにドライブがかかる。

上巻で登場した男達が、歳を重ね、それぞれの生き様と悩みが、家族も含めて鮮明に描かれる。

すべての登場人物が、幸せを求めている。その求め方や、思想がそれぞれ違い、実生活の世界の縮図を綺麗に本の中に構築されたという感じがした。その構成力と、登場人物のキャラクター描きわけがすごい。

宗教戦争もいろいろなフェーズ、時代、場所を経ながら、終焉に向かっていく。登場人物への思い入れが既に形成されているからかもしれないが、それぞれのタイミングでのハラハラ、ドキドキが増して、かなり厚い本なのですが本当に一気に読みきってしまった。お勧めします。
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信仰と救いと 2009/7/15
By sea
形式:文庫
救いを求める登場人物たちが、生き生きと動き回ります。
その中心を貫くのがひとつの愛で、最後の決着には感慨深いものがありました。
登場人物が信仰の高潔さと俗世の俗悪さのはざまで揺れ動く描写はリアルで、迫ってくるものがありますね。

この作者さんの特徴として、妙に肉感的な文章描写が多いことがあげられると思います。それこそいたるところに俗っぽい単語や卑猥な台詞が混じっていて、個人的にはそれが苦手な部類なので星をひとつ下げさせていただきました。
とは言え、それを差し引いてもあまりある魅力ある物語を綴るのも、特徴だと思います。お勧めです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By あぶはち VINE™ メンバー
形式:文庫
上巻のプロローグをすっかり忘れ、「ハッピーエンドや」と喜ばされたのもつかの間。

エピローグを読んで「なんでー!?」と叫びそうになりました。

私としては、ジラルダの最後の心境を思わずにはいられません。

飛躍かも知れませんが、お釈迦様が6年間にわたる苦行の末に見い出したものは、放逸でも苦行でもない中道であり、ついに悟りを開かれました。

ジラルダも、カタリ派の身を削るような苦行の末に、「自分の安心はここやない。こっちにあったんや!」と心の底から思い、出した結論は、もはや他者の思いの及ぶものではありませんでした。

なんて言うか、もう何も恐いものがなくなったんでしょうね。

エドモンにしてみれば、「またジラルダに置いて行かれてもうた!なんでや!」だったでしょうけれど。

晩年モンセギュールを再訪し、エドモンは自分なりの答えを見い出しましたが、それが正解であったかどうかは分かるべくもありません。

知っているのはジラルダだけですもんね。

エドモンは自分の答えを見い出したわけですから。

「エドモンにはなんで及ばないんやろ」と思い続けたジラルダでしたが、最後だけはそうではなかったのかも知れません。
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