懐疑論者にとっては超おすすめの一冊。
本書は三つの点で優れている。
1.読み物として面白い
2.希少な情報も含めた情報価値
3.デバンキング本として
である。とりわけ、狼少女のアマラ・カマラ事例は、それが虚偽であることについては、懐疑論業界に興味を持つ人ならば、耳にしたことはあると思うが、その詳細を探すと、日本語文献では極端に少ないため、なかなか真相を整理するのが難しい。そういった意味でも本書は有用である。
他、お馴染みのサブリミナル効果(ポップコーン・コ−ラ)」や、クレバーハンス錯誤
ギロビッチも問題視していた「アルバート坊や」の条件付け実験の件、科学史のスキャンダルで良く取り上げれる、バートの双子研究ねつ造事件などが説明されている。
それら王道はご存知の人には不要かもしれないが、私の場合は、「母親が赤ちゃんを左胸で抱く理由の心音説」と「プラナリアの実験」については非常に有意義で、正直、面白くてわくわくできた。
そのため、先にあげた3つの点で優れていることから、私は5つ★の評価をする。