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オウム裁判傍笑記 (小学館文庫)
 
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オウム裁判傍笑記 (小学館文庫) [文庫]

青沼 陽一郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

疑似国家さながらに、日本を敵視し、テロの恐怖に陥れた犯罪集団「オウム真理教」。多数の犠牲者を出した一連の事件は世界中を震撼させ、「教祖」は一九九五年五月に逮捕される。その犯罪を裁く「世紀の法廷」は、九六年四月東京地裁で開廷した。しかし、そこで繰り広げられた八年間のやりとりは、あまりにも不可解で喜劇的だった。そのとき、教祖はいかに振る舞い、弟子たちは何を語り、弁護人はどこにいて、裁判官は何を裁いたのか?裁判を傍聴し続けた著者が、裁判員制度の導入を前に、大いなる疑問とともに提示する、真実の法廷ドラマ。

内容(「MARC」データベースより)

戦後最大の公判となったオウム真理教裁判は、果たして何を裁いたのか-。7年半に及んだ裁判を丹念に傍聴した著者が被告人、裁判官、弁護人らの言動から、日本人の虚妄の精神構造を浮き彫りにするノンフィクション。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 492ページ
  • 出版社: 小学館 (2007/07)
  • ISBN-10: 4094026975
  • ISBN-13: 978-4094026979
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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25 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 オウム裁判は、一言で言えるものではない。公訴事実の存否だけではなく、一人ひとりがどうして信じて行ったか、罪を犯したか、それなりに分かってきている。

 ところが、論者によってはろくに傍聴も行かず、裁判記録も読んでいなかったりする。毎日新聞の記録である現代書館の傍聴録、朝日文庫の降幡さんの傍聴録、それさえも読まないままに、批判したり陰謀論を展開したりする輩もいる、しょもな。

 『人権派』の中には、傘で穴を開けられるとは思えない、あるいは先を尖らせたのではないかと推測する、なぞと言う人もいる。何を言っているのか、そんなことは関心を持つものであれば、公知の事実である。

 この青沼さんの記録、すごいです。そう「笑い話」をメインにすえつつ、オウムの本質を浮き彫りにしている。麻原さんはマハームドラー、ポアの理論をもとに幹部らに殺人をさせただけではない、ほとんど笑い話としかいえない指示も多く出している。空とぶ座布団、潜水艦、レールガン、その他もろもろ。

 変装も好きで、坂本事件でも、滝本サリンでも、笑えるような変装をしている。目立たせない為にマスクとサングラスをした17歳の女性、それが私の車にサリンを任せた17歳の女性の「変装」だった。

 1990年10月の熊本県波野村捜査のとき、上祐・早川らは、女装して仙台まで逃げることを命令され、そのとおりにした。在来線で仙台まで。これも紹介されている。もう笑い話としか言いようがない。

 1990年4月、主観的には国会にボツリヌス菌をまいたりしたが、失敗ばかり、オーストラリアには核爆弾を作るためにウラン鉱石を掘りに行った。そんな先に松本サリンはあった。
 それは連合赤軍らとのおおきな違いの一つである。
 笑い話を含め、全体を知ってこそ、オウム事件の恐ろしさがまた分かってくる。

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11 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By svn32
形式:単行本
 「オウム法廷」降幡賢一著 と、この本で、あの裁判の全容が判った気がします。「オウム法廷」は、事実を、客観的に描いています。この、「オウム裁判傍笑記」は、その裁判に実際にかかわっているはずの、弁護人・麻原の気持ちが、見事に描かれています。
 司法と宗教と。絶対相容れない価値観が、ここにあらわになっていきます。

 両方読むことをお勧めします

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