メタローグ
この一年間出版された海外作品群で、“事件”と呼んでいいほど、最も注目を集めた作品。原書の発表から10年にもなるのに、出版されず、ファンをやきもきさせていたが、結果的には、これに続く著作3冊と合わせ、ジョン・アーヴィング・コレクションの第一弾として世に出て、より一層の反響を呼んだのではないだろうか。主人公と極端にサイズの小さい少年との友情を語った、長篇作家アーヴィングの持ち味を遺憾なく発揮した力作であり、本人によれば『ガープの世界』より高い支持を集めていると言う。涙を誘う場面もいくつかあるが、当世流行りの癒し小説に比べ、人物造形、ストーリーの展開で圧倒的にスケールが大きい。(新元良一)
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内容(「BOOK」データベースより)
5歳児ほどの小さな身体。異星人みたいなへんてこな声。ぼくの親友オウエンは、神が遣わされた天使だった!?宿命のファウルボールによる母の死。前足を欠いたアルマジロの剥製。赤いドレスを着せられた仕立用人台。名人の域に達した二人組スラムダンク。―あらゆるできごとは偶然なのか?それとも「予兆」なのか?映画「サイモン・バーチ」原作。