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最も参考になったカスタマーレビュー
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
このようなゆるい作品ではなく、読者を引き付けて離さない力のある作品を書いてほしい,
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レビュー対象商品: オイアウエ漂流記 (単行本)
私は、「神様からひと言」ですっかり荻原浩にハマってしまって以降、彼の作品は全部読んでいるのだが、最近は、どの作品を読んでも、今一つという感がしてならない。振り返ってみると、私は、「押入れのちよ」を最後に、最近の彼の作品で、満足できたものがないのだ。この「オイアウエ漂流記」でも、そうした印象は全く変わらなかった。この作品が、無人島での漂流生活を描いたものであることは、本のタイトルや商品の説明で一目瞭然であるにもかかわらず、無人島への上陸までの導入部に80ページもかけるまどろっこしい展開が、まず、冗長だと思う。その後も、無人島での漂流生活のわりには、ラストの約20ページ前までストーリーにさしたる山も谷もなく、きつくいえば、だらだらと書き連ねられているだけなので、正直いって、読んでいるうちに、飽きてきてしまうのだ。 この作品でも、荻原浩のユーモア・センスは相変わらず健在であり、笑いの取り方は、本当に上手いとは思う。ただ、彼の作品をずっと読み続けている者にとっては、前段の仕掛けの文章を、後段の文章で「すかして落とす」テクニックを中心とした荻原浩流の笑いの取り方の手の内がわかってしまっているので、「クスッ」とくらいしか笑えないのだ。この笑いだけで、彼の作品に慣れてしまった読者を引き付けるのには無理があり、もっと作品自体のプラス・アルファの力がほしいのだが、率直にいって、この作品に、それがあるかというと、残念ながら、ないと思う。 私は、最近の荻原作品は、マンネリ気味で、精彩を欠いているのではないかと思っている。次回作では、笑わせるにしろ、泣かせるにせよ、あるいは、サスペンス、ミステリに再挑戦するにせよ、この「オイアウエ漂流記」のような「ゆるい」作品ではなく、もっと、読者をぐいぐいと引き付けて離さない力のある作品を書いてくれることを期待したい。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
衝撃の結末!?,
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レビュー対象商品: オイアウエ漂流記 (単行本)
飛行機が不時着して無人島に取り残されたら・・・このテーマは古くからあり、小説の世界だけではなく、映画にもなっています。 要は、いかにして生き抜いていくか、という究極のサバイバルであり、人間が 持つ本性が現れる、という過酷なシチュエーションです。 本作に登場するのは、リゾート開発会社の社員とそのお得意様、挙動不審な カップル、怪しい外国人、小学生とそのおじいさん、アンド"犬"です。 スーパーや自動販売機、24時間営業のコンビニが存在することが当たり前の 現代人にとっては、文字通り命がけのサバイバルが始まります。 各登場人物のキャラクターが面白く、謎めいた部分も多く、読み始めた途端、 ぐいぐいとその内容にひきつけられました。そして、衝撃の結末を迎える わけなのですが・・・ とにかく、面白い!衝撃のラストも、荻原氏らしい内容ですが、登場人物 達のユーモラスな、そして時として壮絶な人間模様に圧倒されます。 単なるサバイバルものではなく、弱肉強食の頂点に君臨している人間のエゴ、 人間と動物との本来の関係、人間の本質とは・・・と、今まで当たり前だと 思っていたことを深く考えさせられる作品でした。 映画化は難しいかもしれないですけど、是非映像としても観てみたい作品です!
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
萩原ワールド全開の無人島サバイバルストーリー,
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レビュー対象商品: オイアウエ漂流記 (単行本)
本書は、’06年9月から’07年7月にわたって『週刊新潮』に長期連載された作品に大幅な加筆修正を行った小説である。トンガ王国から飛び立った南国の小国のオンボロプロペラ機が、熱帯低気圧の暴風雨に襲われ南太平洋上に不時着・沈没してしまった。乗り合わせた人々は名もない無人島に漂着する。そこでのサバイバルが本書のメインストーリーだが、そこではまぎれもない萩原ワールドが展開される。 まず登場人物にしてからが、あるリゾート開発会社の部長、課長、主任、平社員とそのお得意様であるスポンサー企業の御曹司。さらに過激なマリンガーディアンの外国人。まだお互いに馴染めない新婚旅行のカップル。小学生と頭の中は太平洋戦争中の84才のその祖父。この10人と、プロペラ機と運命を共にしてしまった機長の愛犬一匹ときている。 彼らの言動、たとえば無人島でも会社での序列で平社員の賢司がこき使われたり、スポンサーへの接待根性が抜け切れなかったりと、まるで情けないがユーモラスだ。 この長い物語は、およそ人間が文明社会から隔絶された日常を、どう協力して食いつないで生きてゆくかというあらゆるシチュエーションが詰め込まれている。そして漂着して1日、2日、1週間、1ヶ月、2ヶ月・・と過ぎてゆくうちに出てくる、本音や本性、そし無人島協同生活の知恵といったものが独特の萩原節で累々と語られてゆく。 本書はユーモア小説というにはあまりにも命がけだが、サバイバル小説にしても孤独感や悲壮感、絶望感、暗さはあまり感じられない。それは彼ら凸凹メンバーが、人間が生きてゆくために精一杯奮闘している姿に、何かしら温かいものを感じるからだろうと思う。
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5つ星のうち 1.0
狙いすぎてて笑えない
荻原浩の作品は重いテーマも軽いテーマも大好きだけど、この作品の笑いの狙い方は下品過ぎて無理でした。... 続きを読む
投稿日: 10日前 投稿者: kura
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