エヴァンゲリオンの世界は、死海文書と言う、歴史的文書の世界を元に成り立っている。それを知らなくても、単純に使徒=敵、そして、エヴァ=味方の決戦兵器という単純な割り切りで楽しむ事が出来るが、そうではない。使徒の出現する順番によって、名前が付けられているし、その出現した順番によって、使徒が使用する兵器が異なっている。またゼーレとネルフの関係も明らかでない。この本によっても明らかでない。ネルフは使徒防御のためにかなりの権限を有しているようだが、国連軍に組み込まれている自衛隊との上下関係もよく分からない。結局、分からない事は分からないままで終わってしまった、と言う感じのする未消化な部分が多大に残る本である。本当のエヴァファンにとっては、あまり読む価値が無いかもしれない。死海文書を知っていて、キリスト教の旧約聖書に詳しい人にとっては、面白さがわかるのかもしれない。