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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
アリーナ向けロック,
By 小龍 (マンチェスター) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: エンパイア (CD)
得体の知れない地下組織かなんかが隔離された地下室で作りあげたような、ヤバい雰囲気がありありだった1stに比べて、こっちはアリーナ向けロック。だから本国でも、来日公演もアリーナ級のデカい会場でやるのかな? 毒々しさはほどほどに残しつつ、よりキャッチーに、ライブで誰もが口ずさめるような、そんな感じ。 Club FootやCutt Offみたいなインパクトのある曲はなくなったものの、アルバム1枚としてのレベルは確実に上がってる。 OasisのNoelが彼らのライブに飛び入りしたり、「カサビアンはプライマル・スクリームやプロディジーの域に達した」と大絶賛してるみたいだけど、そんなことは断じてない。 まだまだ足下にも及ばない。 これよりもっといいのが作れるはず。 次作に期待します。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
前作以上に完成度高し,
By
レビュー対象商品: エンパイア (CD)
前作では“Club Foot”に代表されるキャッチーな曲が多数ありながらも、アルバム全体に閉塞感とヤバさを伴った独特な世界観が漂っていました。しかし今作ではそんな独特な雰囲気は薄れ、よりキャッチーで分かりやすいメロディーを持った曲が増えたような印象を受けます。 そして個人的には1stよりもこちらの方がアルバムとしては良い出来になっていると思います。 まず今作ではキラーチューンが前作以上にたくさんありました。先行シングルの1曲目はもちろん、2曲目、3曲目、4曲目、8曲目など、ヘビロテ必須の楽曲が前作よりも目白押しであるように思います。 加えて10曲目などは今までになかったタイプの曲であり、ソングライティングにも広がりが出始めているように思います。こういった曲調の広がりは、聴き手に、今後このバンドは急進的な変化を起こす可能性があるかもしれないな、という予感めいたものも感じさせてくれます。 また前述したとおり1stで見受けられたような閉塞感を伴ったヤバさは多少薄れてはいるのですが、それでも全体を通して聴くと、やはり前作にあったような雰囲気は残っていて、しかもそんな雰囲気が曲ごとのキャッチーさと絶妙なバランスを保って共存しているように思います。 前作のように聴く人を選ぶような雰囲気の方が好きな人も多いでしょうが、個人的には前作の良い部分を踏襲して、なおかつ聴きやすさのあるキラーチューンを並べた今作のほうがアルバムの出来としては良いように思います。 前作からの変化のせいで賛否両論ある作品ではあるのですが、キャッチーさとヤバい雰囲気の両方をあわせもった今作は前作よりも聴きやすく、そして完成度も高くなっていると思うので、KASABIANの入門編としては最適なのではないでしょうか。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
長く聴けるアルバムっていうのはこういうアルバムなんだろう,
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レビュー対象商品: エンパイア (CD)
「これは必然的に生まれた宿命的なアルバムだ。これによっておれたちの名前はロックンロールの墓碑銘に名前を刻まれることになるんだよ」相変わらずのビッグマウスである。 この辺がoasisのギャラガー兄弟が認めるバンドである所以であろう。 圧倒的な音圧で迫る1stシングル「Empire」をはじめて聴いた時、個人的には微妙な違和感を感じた。 あまりにど真ん中過ぎたからだ。 1st期のKasabianといえば直球勝負が花盛りのロックンロール・リヴァイヴァルの真っ只中にあって、その異様な存在感とグループで、ブーム云々ではないコアなファン層を作りあげたバンドといえるだろう。 「Club Foot」は何度聴いても血が沸く感覚を覚えるし、「Processed Beats」も「L.S.F. (Lost Souls Forever)」も「Cutt Off」も本当にクールでかっこ良かった。 しかし、1stシングル「Empire」はそんなちょっとアンダーグランドな感覚というのがまったく存在しない堂々とした曲だ。 曲の良い悪いではなく、その変化が違和感に繋がったといえると思う。 2ndアルバム「Empire」を通しで初めて聴いた時、1stシングルを最初に聴いた時に感じた違和感は最後まで払拭されないままだった。 正直な第一印象は「Club Foot並みのキラーチューンがないなぁ」という感覚だった。 全ての曲が音圧的に強力になっていてなんとなく圧倒されそうな雰囲気を醸し出してはいるが、「Club Foot」を初めて聴いた時ほどドキドキする曲はない。 じゃあ駄作なのか?と言われると決してそんな事ではなくて、今のところ気付くと毎日聴いている自分がいる。 そう、たしかに一撃必殺の曲は減ったかもしれないが、このアルバムはジワジワくるのだ。 Kasabianがこのアルバムに賭けた思いが細部から伝わってくる。 結局、長く聴けるアルバムっていうのはこういうアルバムなんだろう。
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