女性に縁の無かった主人公が、一念発起した途端、周囲に自分にやたら好意的な女性が溢れかえる恋愛SLG。プレイヤーは神がかった天性のセンスで女性を口説いていく。
女性キャラは、性格が極端な人ばかりを取りそろえ、如何にも現実離れしているのだが、キャラ付けがしっかりしているおかげか「実際に存在したらいいのにな」といった気持ちにさせられる。惚れられたら、とことん尽くされるのがポイントか。
そうした男性の願望を擽るのが巧みで、特筆すべきは"高嶺の花"的なキャラクターが多い事。プレイして優越感をくすぐられるのだが、反面それを羨んでくれるモブキャラがほぼ居ないのは残念なばかり。
外野キャラが少なく、また作中に殆ど絡んでこない。主人公と数人のキャラクターだけで世界が構成されている印象を与えられ、その点はいささか寂しい。
メインシステムに絡む操作性に難あり。またエピソードのオールスキップが出来ないのも残念。もう少しユーザーに配慮があっても良かったと思う。ゲーム性それ自体はかなり低いが、段階を踏んで女性と親しくなっていく構成が楽しく、不満を感じさせない。
結構ボリュームはあるのだが、「繰り返しプレイ」する事が前提な所へ、同じエピソードに高頻度で出会う為、ボリュームがあるとは気付きにくいのが難点か。印象としては「味付けは濃く、量は少ない」。ミニゲームなども無く、低予算の臭いが充満している点も難。
プレイ当初は「こんなのでプレイヤー満足するのかな?」と疑問を感じさせられたが、プレイを重ねていく度、ハマっている自分に気付き驚くばかり。長文を読むのが苦手でこの手のゲームを嫌っていたが、当ゲームはそれほどでも無いので、そうした意味でもプレイしやすい。
恋愛ゲームをプレイした事が無いが、興味が無くもない人にもオススメ。