「エンジニアのための」という限定詞の意味が, シリーズの他の本とは違う. あえて言えば, 「聴衆がエンジニアばかりであるミーティングのための」のほうが近いかもしれない.
いくつものレビューで既に触れられているとおり, 「資料用」「プレゼンテーション用」と分けると, 資料用に特化した本である.
資料用とは, 聴衆が少なく(=スクリーン距離が近く), 既に問題に興味を持っており, 「仕事だからこの話を理解せねば」と身構えている場合に, 効果的で詳細な情報交換を行うためのもの.
プレゼンテーション用とは, 興味を持っていない多くの聴衆に対して, 興味を持たせ, 大まかな内容をイメージさせ, すごい内容だと理解(誤解?)させるためのもの.
したがって, 「エンジニアのための」ではあるが, 例えば理系の大規模学会発表のための使用法,研究, 論文発表のための使用法とは方向性が異なる.