各パートの音作りについて具体的に解説しています。例えばベースは通常のベースから、ラインを際立たせたい場合、スラップ時の音作りまでに渡って項目を設け解説しています。さらにピアノやオルガンの音作りについてまで詳しく書かれているのはこの本くらいかも知れません。
また、各エフェクトの使い方もけっこう詳しく解説しており、特にコンプの使い方については非常に役立つ知識が多いです。特にここは必読だと思います。
ただ、全体を通して気になったことは、これらはあくまでミックスダウンの基本ができている中級者以上の人に役立つ知識が多く、初級者の人にとってはあまり現実的ではないかもしれないという点です。各帯域の分け方、各楽器へのEQ処理、エフェクトをかける順番、具体的な音圧の上げ方などの初心者が知りたい部分はあまり載っていません。特にEQについて触れている部分が非常に少ないです。
よって中級者以上の人に読んで欲しい本かなぁと思います。