内容(「BOOK」データベースより)
現実よりも、虚構のなかに真実を見た、ある奇妙な女流作家の悲喜劇的な人生。あふれる機知とユーモアを込めて描かれる、20世紀イギリス小説の隠れた名作。
出版社からのコメント
栄光と転落の悲喜劇
本国ではしばしばジェイン・オースティンと並び称される作家、エリザベス・テイラー。その本邦初紹介となる本作は、二つの大戦をまたぐ激動期のイギリスを舞台に、ある女流作家の栄光と転落を描いた傑作長篇である。
田舎町ノーリイの食料品屋の一人娘エンジェルは、退屈な毎日をやり過ごすために、「パラダイス・ハウス」という屋敷の物語を拵えている。そこは、叔母のロティが侍女として仕えている屋敷で、「エンジェル」という名前も、令嬢アンジェリカにあやかったものだった。
エンジェルは、想像力と自負を頼りに処女作を書き上げ、若くしてベストセラー作家として成功する。憧れのパラダイス・ハウスを買い取り、思い描いた人生を手にしたかに思えたが、運命の落とし穴は思わぬところにひそんでいた......。
主人公の虚栄心と自己愛、そこに隠された悲哀と孤独が、機知とユーモアたっぷりに描かれる。訳者の小谷野氏が惚れ込んだ一作。鬼才オゾン監督による映画化原作。
本国ではしばしばジェイン・オースティンと並び称される作家、エリザベス・テイラー。その本邦初紹介となる本作は、二つの大戦をまたぐ激動期のイギリスを舞台に、ある女流作家の栄光と転落を描いた傑作長篇である。
田舎町ノーリイの食料品屋の一人娘エンジェルは、退屈な毎日をやり過ごすために、「パラダイス・ハウス」という屋敷の物語を拵えている。そこは、叔母のロティが侍女として仕えている屋敷で、「エンジェル」という名前も、令嬢アンジェリカにあやかったものだった。
エンジェルは、想像力と自負を頼りに処女作を書き上げ、若くしてベストセラー作家として成功する。憧れのパラダイス・ハウスを買い取り、思い描いた人生を手にしたかに思えたが、運命の落とし穴は思わぬところにひそんでいた......。
主人公の虚栄心と自己愛、そこに隠された悲哀と孤独が、機知とユーモアたっぷりに描かれる。訳者の小谷野氏が惚れ込んだ一作。鬼才オゾン監督による映画化原作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
テイラー,エリザベス
1912‐1975。英・バークシャーのレディングに生まれる。アビー・スクールを卒業後、家庭教師や図書館司書として働く。1936年に結婚、バッキンガムシャーのペンに住み、執筆活動を開始。45年、At Mrs Lippincote’sで小説家としてデビュー。75年没
小谷野 敦
1962年茨城県生まれ。比較文学者・東京大学非常勤講師。東京大学英文学科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。著書に、『聖母のいない国』(青土社、サントリー学芸賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1912‐1975。英・バークシャーのレディングに生まれる。アビー・スクールを卒業後、家庭教師や図書館司書として働く。1936年に結婚、バッキンガムシャーのペンに住み、執筆活動を開始。45年、At Mrs Lippincote’sで小説家としてデビュー。75年没
小谷野 敦
1962年茨城県生まれ。比較文学者・東京大学非常勤講師。東京大学英文学科卒、同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。学術博士。著書に、『聖母のいない国』(青土社、サントリー学芸賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)