義理と人情、想い出と涙、人と人――。りょうと香瑩のいる新宿には、常にこのれらのものがある気がします。もちろん現実の新宿では、今現在こうしたものが希薄になりつつあるのは十分承知していますが。ありとあらゆる違法なモノの辿り着く場所としての新宿、その新宿にしかし綺麗な側面があるとすればでもこうしたものであるのでしょう。
カメレオンの話は、最終的はいいところに着地。りょうが取り戻したかったもののネタ、「キャッツ・アイ」でも似た話がありましたね。こういうの、弱いんですよホント……。
愚直な新米警官を巡る話は、かつての相棒に元刑事を据えていたりょうがこれに優しくしない筈もなし。「すれた」奴ら相手にはいくらでも強くなれるりょう、香瑩も、この手の相手にはただただ苦笑いをし進んで苦労を背負い込むのみ。この事件はしかし意外な方向に転び、またまた2人は苦労しそうな予感……。ここからどういう展開にもっていくのか、4巻も早く読みたいです。