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エンジェル・ハウリング〈1〉獅子序章‐from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫)
 
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エンジェル・ハウリング〈1〉獅子序章‐from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫) [文庫]

秋田 禎信 , 椎名 優
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

白く美しい指先に一瞬だけ力が込められる。ただそれだけ。それだけでその男のあごは音を立てて、あっさりと外れる。痛みにのたうち回る男をその真紅の髪の美女は、炎のような赤い瞳で冷たく見つめていた…。絶対殺人武器―イムァシアの刀鍛冶たちにより最強の暗殺者として育てられたミズー・ビアンカは辺境の街にいた。目的はとある退役騎士の情報を得ること。彼は“精霊アマワ”の手掛りを持つ唯一の男なのだ。世界の滅亡の鍵を握る“精霊アマワ”。その強大な力と、それを巡る陰謀にミズーはたった一人で闘いを挑む!触れれば切れるほど研ぎ澄まされた、冷厳なる幻想世界が君を待つ!秋田禎信入魂の新シリーズいよいよスタート。

登録情報

  • 文庫: 237ページ
  • 出版社: 富士見書房 (2000/10)
  • ISBN-10: 4829113049
  • ISBN-13: 978-4829113042
  • 発売日: 2000/10
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 338,077位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 繊細で緻密な文体, 2004/8/20
レビュー対象商品: エンジェル・ハウリング〈1〉獅子序章‐from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫) (文庫)
 この本の最大の魅力は、物語りの世界観や絵の美麗さ等ではなく(もちろんそれもあるが)文体が大部分のウェイトを占めると私は思う。これは「ひとつ火の粉の雪の中」や「魔術師オーフェン~はぐれ旅~」といった秋田禎信さんの作品に共通して言えることだが、(現代の)純文学顔負けの文章を彼は書くのだ。時代背景や状況を自然に話の流れに出し、そして主人公や話の主軸の目的を物語り全体を通して描く。読めば読むほど『奥』が見え、『底』が見えずどっぷりと話に嵌ってしまう。

 エンジェルハウリングはそれが如実に現れた彼の作品だ。『ハート・オブ・レッドライオン』と呼ばれる暗殺者、ミズー。そして知る者の少ないもう一つの名『絶対殺人武器』。『未知の精霊』アワマ。地図の『空白』。不可解な謎の『契約』-次の巻へと続く伏線が緻密に張り巡らされており、しかしシリアスな話なのに笑えてしまう所が在る。正直、最初は訳のわからない部分が多く、とっつきにくいが(私はそうだった)、読めば読むほど味の出てくる『良い』作品だと思う。ぜひこれは読んでみるべきエンターテイメントだ。

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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 奥深い, 2002/8/25
レビュー対象商品: エンジェル・ハウリング〈1〉獅子序章‐from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫) (文庫)
 主人公ミズーの過去と現在に思想の行き交いが、本当にこの本の深さを感じさせます。読んでいてもストーリーとして成り立ってるんだけど、どこかで引っかかる。そんな奇妙な感覚に襲われると思います。

 ストーリーは、ネタばれになるのであまりいいませんが、この作品は絵がとても繊細です。表紙を見ても分かるように髪の毛の1本、目鼻の整い具合、服装や花びらにしわ。ともかくどこか1つが突出しているわけではなく、全体のバランスがとても綺麗です。「カラーだから綺麗」と言うという訳ではありません。モノクロでも分かりやすく描かれてあり、飾りっけのない感じでとてもいい感じです。

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5つ星のうち 5.0 幻想的なファンタジー, 2011/6/11
レビュー対象商品: エンジェル・ハウリング〈1〉獅子序章‐from the aspect of MIZU (富士見ファンタジア文庫) (文庫)
同作者の「オーフェン」は微に入り細をうがち設定を積み重ねて世界を構築していくことで、
「ファンタジー」から幻想的なものを取っ払った作品だった。
このシリーズは逆で、設定厨的なこだわりはなく、代わりに世界の描写を追求する方向のように思える。
バラードの『結晶世界』に影響されたと言われる硝化の森を始めとする舞台設定に
俗っぽさはなく、いかにもファンタジーらしい幻想的な世界が作り上げられている。
イラストの椎名優も、そのイメージをうまく汲み取ってビジュアルにしていた。

奇数巻と偶数巻で主人公が交代するザッピング形式をとっていることが特徴。
どちらも意図せずして強大な力を手にした主人公が運命に立ち向かうというのが大まかな筋だけど、
個人的には女暗殺者のミズーが人と心を通わせるようになるまでを描いた奇数巻のほうが好き。
この作者の持ち味である、泥臭いながらハッタリを利かせたアクションも全開だ。
哲学的な問答がしばらく続いたりするためフラストレーションが溜まることもあるけど、
このアクション描写だけでも読んでて面白かった。
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