「不登校の子どもに向き合うということは、自分自身と向き合うことである。」不登校の生徒との関わりに閉塞感を覚えていた時、本書のこの一節に釘付けになった。
しっかりとした哲学や思想に支えられつつ、「不登校をどうとらえるか」「子どもへの接し方」「効果的な家庭訪問のしかた」「再登校に挑戦する時」など、筆者の豊富な実践をもとに具体的なトピックを提示している。そして、それぞれのエクササイズを教師や保護者や子どもが体験していく中で、お互いの話し合い(自己開示)が深まっていくのだ。
不登校対応とはこういうことだったのか、と驚きと感動を覚えた。
「大人が変われば子どもが変わる」のである。不登校に関わるすべての人に役立つ本だと思う。