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つまり洗練されていないというか…(内容ではなく構成が)。相変わらずフロイトのエディプス理論やサルトルの実存主義、バタイユの哲学などを自在に操り、動物と人間とを対比させながら独自のパラドキシカルなエロティシズム論が展開されていきますが、今読むとちょっと古いかなって思う箇所が少なくありません。例えばボーヴォワールを批判したり、女性に対してかなり辛辣な意見を述べたり(澁澤はあとがきで自分でも驚くほどだと書いています)している部分など。
色々と詰め込みすぎな感じは否め??せんが、後半の『童話のエロティシズム』は澁澤らしい視点が生きていますし、私の総合評価はぎりぎり☆五つですが、満足度は3割ということで…。贔屓にしてる好きなアーティストのアルバムを買って、収録されている10曲の中で自分の気に入った曲が3曲あったという感じです。
中公文庫の澁澤コレクションは、河出文庫に比べてタイトルが少ないものの、読み応えのある粒よりなものが多いので、どれを手に取っても裏切られることはありません。自信をもっておすすめします^^
ただ個人的には澁澤の翻訳物が全てなくなってしまったのが、とっても残念。
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