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エロス論集 (ちくま学芸文庫)
 
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エロス論集 (ちくま学芸文庫) [文庫]

ジークムント フロイト , Sigmund Freud , 中山 元
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人間の記憶、判断、思考という基本的な機能は、他者との関係において初めて形成される。母親とは、子供の生物学的欲求を満たしつつ、“エロス”的な関係を結び合う最初の他者なのである。しかし、いつまでも母親との双数的関係にとどまっているわけにはいかない。父親という第三者の介入によるエディプス・コンプレックスや去勢コンプレックスを克服しながら、自我のうちに「法」の審級を確立し、「社会」で生きることを学ばなければならない。幼児の性欲を指摘して一石を投じた『性理論三篇』から始めて、「ナルシシズム入門」「エディプス・コンプレックスの崩壊」など13篇を編集・新訳、エロスの理論の展開をたどる。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

フロイト,ジークムント
1856‐1939年。オーストリアの精神医学者。『ヒステリー研究』で自由連想法による画期的な神経症治療を提唱。リビドーを重視し、「無意識」を中心概念とした精神分析の方法を確立。また、芸術や宗教の分野でも独自の解釈を展開した

中山 元
1949年生まれ。思想家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 446ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1997/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480083456
  • ISBN-13: 978-4480083456
  • 発売日: 1997/05
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
フロイトのよく誤解されるところにこの性欲論がある。一般的に成人の性欲や性器

をイメージしてしまうが、フロイトは小児性欲ということで、エロスや性をもっと

広い概念で捉えている。

また願望充足といった言葉も幼児的願望ということで、これまた誤解を受けてしま

うところである。

またこれらの性欲論は治療の中で現れる転移のメタファーとしてみることで色々と

謎が解けるものである。治療をしていない人にとっては単なる性に関する理論とし

てしか見られないが、治療をしていると様々なところでメタファーとして活用して

いくことができる。
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
フロイトのエロスに関する主要論文が収められている。内容についてはいまさら語るに及ばないが、翻訳はまずまずといったところである。性欲動と自我欲動の関係は少々わかりにくい。すこし議論が分散していて焦点を結びにくい感じがある。訳者が巻末に載せた「エロスの一般理論の試み」はフロイトのエロス理論の簡潔で解りやすい解説となっているから、フロイト初心者はそちらを先に読んで全体的な構成を頭に入れてから、本文に当たるとよいかもしれない。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
フロイトの無意識概念やメタサイコロジー学説については既に一般教養としての市民権を得ているわけですが、性理論については嫌悪感や胡散臭さを感じる人が多いと思われます。しかし、フロイト性理論の金字塔である「性理論三篇」から順を追って本書をじっくり読み進めると、リビドーの発達と変遷についての知識が人間理解にとっていかに必要不可欠であるかということがよく分かります。とくに、性差としての女性性について考察しているところなどは、まさに目から鱗でした。フロイト性理論についての偏見や誤解を払拭するためにも、本書が手に入れやすい文庫本で出たことに大いなる価値があると思われます。
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