またまた交錯してますねぇ!少佐と伯爵の「お仕事の現場」♪
今回のエロイカ(伯爵)の獲物は聖ヨハネを描いたモザイク絵画の一部。この聖ヨハネ像には、通常のビザンチン美術の図像とは明らかに違う特徴があった。この絵画に闇のネットオークションで10万ユーロの値がつき落札される。聖ヨハネ像に関して同じ特徴を持つ他の四つのトリプティック(小祭壇)も頂こうと伯爵は狙いを定める。手始めはバチカン美術館のトリプティック。
一方 少佐は、旧ソ連製の武器を中東やアフリカへ組織的に密売する大物武器商人を追ってローマへ。
またしてものニアミスは場所だけではなく、二人の進路はある謎の人物に向かって引き寄せられていく。
いや〜、いつもながら、資料収集や取材をし尽くした上で、よくもこんだけブッ飛んでるコメディ作品に仕上げてくれました♪いや、土台がしっかりしているからこそエロイカ・チームのギャグや少佐をめぐる情報部のギャグを楽しみながら、ストーリーのシリアス部分に最終回まで惹きつけられるのだ。
何かを訴えかけるようにキリストを見上げる聖ヨハネの眼差しも魅惑的だ。(特に、落札されたヨハネ像は定番の髭面ではなく、若い美青年として描かれている!つまり伯爵のツボ♪)。過去作のネーミングも「笑う枢機卿」や「皇帝円舞曲」など、読み進める中で題名の意味が解き明かされていく仕掛けがあったが、「聖ヨハネの帰還」というタイトルの謎も次の第37巻まで引き継がれる。あ〜ん、結末を早く読みた〜い!
ただ、表紙の少佐がちょっとコメディ調なので・・・スミマセン、−1の四つ星にしました。
少佐はあくまでニヒルにキメて欲しいオールド・ファンの願望です。。。