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「エロイカ」は番外編も手を抜かず、本編以上に笑えるものが多々ありますが、今回は素晴らしい、全部笑えた(笑)!
脇役で終わり、そのままにされがちなキャラが大活躍していて読み応えあり。
イスタンブールのペケル兄弟、ラヴェンナのニコリーニ氏はこれからも出てくれそうな気配ですよ。作者の愛情を感じる(笑)。
第二編の、とっくに成人した軍人たちが、食後のケーキに執着する姿(笑)。料理に砂糖を使わないから、食後に甘いものを食べないと満足できない体になっているんですね、ヨーロッパの人は。デザート嫌悪の少佐が異常です。
第三編の、執事が主役の話(執事のフルネーム公開です)で感じたのは、長く連載しているせいで、時代にずれが生じたこと。
少佐のお父さんは第二次大戦時の国軍戦車隊長。(久しぶりに父上も電話で健在ぶりを証明)
それから勘定すると、少佐も執事も、50代70代と、けっこう高齢になってしまうんだけど、キャラを老けさせるわけにはいかんもんねえ。
まっ、そんな細かいことはおいといて、楽しめること保証しますよ!
2編目は「心理実験プロジェクトS」。少佐が心理学の実験に参加させられるお話。少佐のキャラが楽しめる、少佐ファンにオススメの一編。このシリーズのファンなら皆さんが楽しめる話だと思います。
最後の3編目は「少年たちの黄金伝説」。これはエーベルバッハ家の執事さんのお話。執事さんのキャラをしみじみ感じさせる「通」好みの一編で、私はこの話が一番印象深かったです。
国際的な大事件に、大勢のキャラが絡んで大騒動があるような、通常の長編シリーズではありませんが、だからこそ純粋に「エロイカより愛をこめて」の世界とキャラを楽しめる31巻目です。
最近エロイカはご無沙汰している…とか、もうちょっと飽きてきてた…という人にも、この巻はお勧めできると思います。
前巻(30巻)で、もうエロイカは読み納めかな?と思っていた私ですが、この巻は自信を持って「買い」!と言い切れます。
※ちなみに、Amazonのレビューで短編4編と書いてありますが、正しくは3編です。
泥棒家業もスパイ活動も横において、ホット一息ついた感じです。... 続きを読む
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