子供の時に見て、とても衝撃を受けました。今あらためて見ても、その気持ちは変わりませんでした。
主人公のジョン・メリックは幼い頃に事故で奇形の体になってしまいます、やがてサーカスに売られ「エレファントマン(象人間)」として見せ物小屋に出されます。
そんな彼が医者のもとに引き取られ、次第に人間としての生活を与えられていくのです。しかし、そこにもやはりどうすることもできない壁があるのです。
子供の時には、映画の中盤でメリックの姿が映し出された時に、あまりの醜さに、いけないと思いながらも恐ろしい姿だと思い、同時に興味本位でまじまじと見ていたのを覚えています。それが物語の後半では、すっかりメリックの人間性に惹かれ、この人と友達になりたいなと思ったことが自分でも不思議でした。そしてラストシーンを迎えた時に、私は生まれて初めて映画を見て泣いたんだと記憶しています。その夜はメリックのことが頭から離れず、メリックが実在の人なのかそれとも俳優が演じているのか何度も母親に確認したのを覚えています。
今になってみれば、あの「ツイン・ピークス」「ブルー・ベルベット」などを撮ったデビッド・リンチ監督だったことがなんだか不思議に思います。
いつまでも人の心を動かす作品だと思います。