前作は日本版がなくやったことがないので、
あくまで前々作との比較。
ゲームバランスはさすがにブリーズを顔にしているだけあって、
パスが遥かに通りやすくなっている。
(前々作では確実に計算できるプレーは、FBのランだった。)
ショートスラントをインターセプトされまくるシーンはもう、ない。
実況は以前よりも絶叫感が増したが、
前々作よりもバリエーションが増えた。
前々作と内容は変わっていないように見えるが、スター選手は独自の解説が入ったりするので、
いろんなチームでやって見たくなる。
例えばコルツのアダイがランで大きくゲインすると、ミニキャンプ初日に色々と質問し、プレーの理解もよかったため、
マニングはアダイがスターになると確信したというエピソードが紹介される。
選手の顔や表情もまずまずよくがんばったと言えるデキだと思う。
日本メーカーならもっとがんばっただろうが、
EAにそれを望むのは酷。
ドラフトした選手の顔がある程度描きこまれている(全く同じ顔も多いが)のは、感情移入しやすい。
前々作は若手が全く伸びず、
フランチャイズで年数を重ねるごとにどのチームもチーム力が落ちていっていたが、
今作では従来どおり成長が見られる。
ドラフトでは、TOP5やらの評価より、タイムやスカウト重視の方がよいのは従来どおり。
以前よりもスピードの基準がゆるくなり、
40ヤードのタイムが4.3秒台でも90半ばくらいのスピードになるため、
必死に4.2秒台を探す必要はなくなった。
今作はプレーコールを試合展開に応じて自動的に選んでくれる"game flow"が誕生した。
NFLの実態に即したとロード中画面などで紹介されるものの、
オフェンスでは連続して同じプレーだったり、
Hail Maryが意外に頻繁にコールされてきたりする。
ディフェンスではラインバッカーがワイドレシーバーをマンカバーすることが多発し、
タテ一発でやられることもある。
どうもブリッツ偏重なのか、セーフティがディープカバーに回らず、レシーバーにつくことが多く、
スピード値が低いとまたしても単純に奥をとられてしまう。
このあたりは改善が必要だとは思うが、オートにそこまで望むほうがどうかしているのかもしれない。
キックオフリターンはこれまでよりもシビアになった印象で、
20ヤードまで戻せないこともある。
一方でパントリターンはかなり楽になった。
パントブロックリターンの隊形にセット、相手がまっすぐパントを蹴ってくれば、
ほぼ毎試合リターンTDを決められるほどである。
どちらかのサイドにほぼ真横に走り、
相手をひきつけて、タックルされる前に逆サイドへジュークやスピンを使わず方向転換し、走るだけ。
これはCPU相手ならゲームを壊す破壊力である。
CPU自体はあまり変わっていない。
第4Qに2ポゼッション以上差があってものんびりランプレーをしたり、
2ミニッツオフェンスでは、残り1分のところでほぼ確実にタイムアウトを取ったり、
勝ち目もないのにオンサイドを蹴ってきたりと、
いただけない点も多い。
フランチャイズモードでは依然として、トレード期限内では、指名権の単純トレードが可能である。
これにより、常にスーパーボウルを狙うチームであっても、
week5終了時点で全敗しているチームと1位、2位、3位の指名権を全てトレードしておけば、
かなりの確率で全体1位指名権を手にすることができてしまう。
ドラフト期間中のトレードアップは結構シビアにできているので、
ここだけは、毎回何とかしてほしいと思うところである。
苦言のほうが多くなったが、
そういうところが見えるまで遊ばせてくれるゲームなのだ。