「単に数学を学んでいて問題解決をしない人は、週に3回ジムに通っていて単調な運動を繰り返している人のようだ。これに対して問題解決をする人は、冒険に出かける人のようだ。どちらも強くはなるだろう、しかし、どちらがより面白く、他人と分かち合えるような経験ができるだろうか…」という序文にあるように、演習問題をただ解くのではなく、発想とセンスを学べる本。必要な数学の知識は高校生+α、といったところであり、一般の数学好きレベルでも十分楽しめる。
ただし、読者はジムに行くのではなく冒険に出かけるのであって、章の最初に詳しい解説はあるものの、最後の演習問題は自分でじっくりと考えて解かなくてはいけない。「冒険者」にはなれない人〜すぐ解答を求めるような人〜には、この本は向いていないだろう。
数学を数楽として本当に楽しめる人には、魅力があって楽しい問題ばかりが詰まっているこの本は、本当にオススメだ。