1956年の記念すべき主演第1作目「Love Me TENDER(やさしく愛して)」(90分)、第6作目(1960年)「Framing Star(燃える平原児)」(92分)、第7作目(1961年)「Wild In The Country(嵐の季節)」(115分)のハードボックス入り3枚組DVDです。いずれもシネマスコープサイズで、ステレオ録音です。ストーリーは、映画人としても、周りも真面目だった頃の作品らしく、それなりにしっかりとした脚本と脇役陣に支えられて、エルヴィス本人も映画俳優として、やる気を出していました。「Love Me TENDER」では同名の最もポピュラーな主題曲ほか「WE'RE GONNA MOVE」「POOR BOY」「LET ME」の3曲を披露していますが、まだあか抜けないけれども、人気が大爆発した彼の歌声とアクションが、当時のコンサート会場にいるかのように目の当たりにできるのは、ある意味大変価値のあることだと思います。西部劇「Framing Star」では、やはり同名の主題曲ともう一曲を披露しています。特に主題曲は、例によって他に真似のできない、彼ならではの、哀愁のこもった歌声が聞き物です。「Wild In The Country」も大変真面目なストーリーで、エルヴィスも映画俳優としてそれなりの演技をしています。劇中歌は主題歌ほか3曲です。3人の女優(ミリー・パーキンス、チューズデイ・ウェルド、ホープ・ラング)がエルヴィスに絡むのですが、巷で注目されていたチューズデイ・ウェルドではなく、私は何と言っても、精神科医役のホープ・ラングが最高!!!と思います(アン・マーグレットのデビュー作「ポケット一杯の幸福」でも、グレン・フォード扮するギャングのボスの(心優しい)女を演じて、とても印象に残っています!)。非常に知性を感じさせる典型的美人女優です!いわゆる「プレスリー映画」としては、(使用されている曲数も少ない)確実に異色な3本ですが、「映画」としては、発見するところもあるのではないでしょうか。