1962年公開の主演第9作目「Follow That Dream(夢の渚)」(110分間)、1966年公開の第20作目「Frankie and Johnny(フランキー・アンド・ジョニー)」(88分間)と1967年公開第25作目「Clambake(ブルー・マイアミ)」(99分間)をパッキングした、ピクチャーディスク仕様のハードボックス入り3枚組DVDです。「Follow That Dream(夢の渚)」と「Clambake(ブルー・マイアミ)」はシネマスコープ・サイズ、「Frankie and Johnny(フランキー・アンド・ジョニー)」はビスタ・サイズで、いずれもモノラル録音です。「Clambake(ブルー・マイアミ)」の画質はマスターテープの質に起因するのか、コントラストが強すぎるイメージで、3作品のうちでは難があります(観る際に調整が必要かも)。エルヴィスの主演映画は、総じてミュージカル・コメディの傾向が一般的で、この3作品もそれに当たります。冷静に見れば、他愛のないストーリーと、いかにも金のかかっていないと思われる映像等ですが、毒はありませんから、まあ暇つぶし程度に、といった気持ちで観れば、適度に楽しめます。もともと、コンサート活動のない60年代ですから、ファンにとってはエルヴィスを目の当たりにできるのはこれら主演映画のみだったわけで、彼の歌を聴く事ができ、姿を見られる主演映画に殺到した、ということです。「Follow That Dream」では、全5曲を披露。「夢の渚」と「エンジェル」が注目です。「Frankie and Johnny」では10曲で、「腕の中の天使」「ハードラックブルース」「今宵はショー・ボートで」あたりがエルヴィスらしい出来だと思います。「Clambake」では7曲が使用されましたが、シングルカットもされたバラード「愛しているのに」あたりが注目で、個人的には他にはあまり印象に残る曲はありません。(最も多い)三度目の共演で、「GIRL HAPPY(フロリダ万歳)」が最高にキュートだったシェリー・フェブレイは今回は黒髪で、雰囲気が少々異なっています。(尚、商品の説明で、内容の紹介に掲載されている作品のストーリーは、「夢の渚」と「フランキー・アンド・ジョニー」が逆です。)