「どうでもいいだろ、そんな情報!」と、絶妙なコネタをちりばめながらJリーグの選手を紹介する世界屈指の選手名鑑、今年もバージョンアップして登場。今年の大きな変更点は、Jリーグ担当審判の顔写真つきプロフィールが加わったこと。スタジアムに持参して、今日のレフェリーをあらためてこの本で確認するという作業が今シーズンから習慣になっていきそう。確かに日本サッカーの今後を考えるうえでも、ファンは審判についてももっと関心を深めていくべきであろうし、そうしたメッセージを込めて選手名鑑を作るエル・ゴラッソの英断は光るものがある。
昨年版の惜しい点もちゃんと改善されており、ただ一点だけ要望を述べるとすれば、各選手ごとに「このクラブに在籍して何年目か」という情報が加わってくれればパーフェクトかもしれない。(さらにいえば、契約年数がどれだけ残っているかという情報もあればいいのだが、これは現状では難しいことかもしれない)
いずれにせよ、「興味のないクラブの興味のない(はずの)選手のところまで逐一読んでしまいたくなる」という、この「どうでもいいコネタ」の魅力を、できるだけ多くの人に味わってほしいと切に願う。そうすることで、まったく未知なる選手にたいする親しみが増したりするわけで、そんな選手名鑑は世界を見渡してもあまりないはずだ。
なので、各クラブの担当記者は、どうせここまでやるなら、もっとコネタを意識した選手紹介に磨きをかけてほしいとも思う。あまりに担当記者の技量によって面白さにバラツキが出てしまうので、そのあたりは今後の課題だと思う。