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この演奏は、この曲の真価を多くの人々に知らしめる画期的な名演である。まず心打たれるのは、サー・コリン・デイヴィス指揮ロンドン響のほの暗く気品ある響きだ。作曲家自身が「魂を込めた」とさえ述べた、情熱と瞑想、孤独と憂愁を含んだこの魅力的な協奏曲を、しみじみとした暖かい感情で名匠サー・コリンは包み込んでいる。緩急自在な手練のタクトさばきは、この大曲の隅々まで知り尽くし愛しているサー・コリンならでは。1979年生まれ、24歳のヒラリー・ハーンのヴァイオリンもまた素晴らしい。サー・コリンの懐深い音楽に抱かれて、節度と品格を保ち、炎を内に秘めた、香り高い音楽そのものと化している。自分が一歩でも前に出ようというエゴイズムとは違った無私の姿勢が好ましい。
余白にはヴォーン=ウィリアムズの抒情的な名品「あげひばり」が収められている。天空へと消えていくようなヴァイオリンの不思議なソロは、この名盤をしめくくるのに相応しい静かな余韻を残してくれる。(林田直樹)
エルガーのヴァイオリン協奏曲はいくつかCDでもっていますが、この演奏が最高でした。
でも私が持っているナイジェル・ケネディと比べると、少し物足りなく感じる。
何かが足りない...情熱だろうか。
淡々と弾くのが彼女のスタイルかもしれないので、なんともいえませんが。
(わたしはナイジェル・ケネディのファンなのでひいきしているかも知れません)
たまたまナイジェル・ケネディのブルドッグ版のエルガーには、「The Lark Ascending」も入っています。
高いところで旋廻したり、仲間と戯れたり、舞い降りたり。そして最後にはどこかへ飛んでいってしまう感じが、ナイジェル・ケネディではよく表現されているような感じです。
興味があったらナイジェル・ケネディのエルガーも聴いてみてください。
(いま評判の「ベスト・クラシック100」にはナイジェル・ケネディの「The Lark Ascending」が入ってます)
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