ロメール大好き、中でも「緑の光線」は本当に大好きな作品で、新婚旅行にビアリッツへ行ってしまったくらい。
「満月の夜」は以前見ていたのですが、その頃、独身時代、デルフィーヌや「友達の恋人」で代表されるような「うじうじ系」だった私にはなんだかぴんと来ず、「冬」に続く私には「わけわからん」作品のひとつでした。
ところが最近見返したところ「満月の夜」本当にすばらしい作品でびっくり!
倦怠期にある男女の気持ちがとても上手に描かれています。
フランス映画にはこの「倦怠期の男女」ネタ結構あると思うのですが、やはりロメールは一味違い、心のぐじゃぐじゃしたところをうまーく表現して、最後はあっけらかんと終わって、脚本のあっぱれさみたいのを感じました。
本人は意識しているかどうか知らないけれど、このあっけらかんさというのは、シェークスピアの喜劇の雰囲気に少し似ているような気がします。
「1巻ずつ販売したら」という意見もあるようですが、私は時や自分の心境・状況で感じ方も変わるし、この3巻まとめて購入というのも結構よかったね、と思いました。
ロメールのインタビューなどのおまけもうれしい。
満月の夜のおまけの「Feteパーティー」の話とか、なかなか笑えました。