ご存知「ギターの神様」エリッククラプトン伝記。ぶっちゃけファンであれば知っているエピソードも多いのかもしれないが、改めて、幼少期からプロになり、様々な人と出会い、様々なグループを経て現在に至るクラプトンを、そのブルースを愛して止まない・・・というテーマを全編の下敷きにして、著者の長い取材歴に基づいて、クラプトン愛に満ちた文章で綴られている、とても好感のもてる作品となっている。もちろん、クラプトンと言えば・・・という「愛器ブラッキー制作秘話」や「親友、ジョージハリスンの妻寝取り〜レイラ誕生秘話」や「ホワイル・マイギター・・・参加要請秘話」などは元より、彼のヒーローである「ロバートジョンソン物語」にもきちんとページが割かれていてクラプトンを「再確認」するにはとても手頃で、気軽に読めるクラプトン・ストーリーだ。ただ、惜しむらくは、「第4章:クラプトンの代表作」「第5章:クラプトンとギター」「第6章:オールド・フレンズ」といった辺りが「もっと詳細に、深く切り込んでもらいたかった・・・」という気になるくらい「端折って」しまっている感はあるが、ま、例えば「クラプトンとギター」だけで写真入りの事典が一冊作れるくらいなのだから、新書本としては、うまくまとめてあるを言わざるを得ないだろう。世界三大ギタリストと称される(た)?ジミー・ペイジ・ジェフ・ベック・そしてクラプトンとその中で唯一、ボーカルがとれる、シンガーでありジミヘンなどと並んで世界一有名なギタリストの一人であるアーティスト、エリッククラプトンの半生を、手元に置いてすぐに時代ごとに追える手軽なクラプトン本、是非一読を。