フランスの外交にこんなにもワインが重要な役割を果たしていたのかとハットする知的好奇心をそそる。宇野首相は当時のフランス政府からも短命だと思われていたのかその程度のワインしか提供されなかった、、、、などなど今まで私の中ではワインと外交とは別のメトリックスであったが、こういう切り口で示されると政治オンチの私でも、ついつい国際外交の歴史を思い出しつつ豪華なメニューと相俟って引き込まれてしまい、あっという間に読破してしまった。まだまだフランスワインについての知識が浅い私にとっては、この本を通じて逆にあの晩餐会に出された最高のワインあるいは政治的にあまり重要でないからとみくびられて出されたそこそこのワインというのをぜひぜひ試したくなってしまう。私は外交のツー!!ルとしてのワインといういうよりは、タイトルのエリゼ宮でどんな料理とワインが出されるのかという短絡的な好奇心からこの本を手にとってみたが、予想外に奥が深かった。新聞記者としてフランスに駐在されていたという西川さんという方のものすごい好奇心とここまでのデータを入手された忍耐と努力にも脱帽! この本は手元において読み返しながらその最高のワインを味わいながらエリゼ宮の饗宴を思い描きたいと思うワイン大好き好奇心の塊の方にはぜひお薦めしたい1冊。