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エリザベート―ハプスブルク家最後の皇女
 
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エリザベート―ハプスブルク家最後の皇女 [単行本]

塚本 哲也
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第24回(1993年) 大宅壮一ノンフィクション賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、王家崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生

登録情報

  • 単行本: 414ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1992/04)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4163463305
  • ISBN-13: 978-4163463308
  • 発売日: 1992/04
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 289,423位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
流離いの皇妃として有名な伝説的美女エリザベートを祖母に持ち、
悲劇の皇太子ルドルフを父に持った女性の、彼らよりも波乱万丈な生涯を送った女性の話です。大変興味深く読めました。何しろ、れっきとしたフランツ・ヨーゼフ皇帝の孫娘として生まれながら、社会主義者の庶民の男性と結婚してしまった人ですからね。現実に正面から、しっかりと向き合おうとする姿勢は、同名の祖母より遥かに好感が持てるのですが、ちと苛烈過ぎます・・・最初の夫のオーストリア軍士官オットーの浮気に激昂し、拳銃を持ち出して発砲してしまうのには、引いてしまいました。やっぱり、ヴィッテルスバッハ家の血なんでしょうか? 夫のオットーの方こそ、災難のような部分もあるような。きっかけは、エリザベートの一目惚れからですし、エリザベートにとっては、生涯の伴侶となったペツネックが現われ、何十年もずっと別居状態ですっかり夫婦仲も冷え切っているのに、諸事情からすんなりと離婚できないし。それにしても、最初の方にエリザベートの不幸な母シュテファニーの、若くして未亡人になった後の人生が描かれていますが、彼女はつくづく不幸な結婚生活を送っていたんだなと思い、同情を禁じ得ませんでした。どこまでも王室の体面しか考えない冷淡な父、やっかいな夫と姑、優しいけれど気が利かなくて息子夫婦の事どころではない舅、敵対的な義妹、冷ややかなウィーン宮廷の人々と。ぱっとしなくて美人でないというだけで、ここまで見下されないといけないんでしょうかね? 晩年はハンガリー人のローニャイ伯爵という、いい人と出会えて幸せになれたようで良かったですが。娘のエリザベートの方も、これまた異例の結婚とはいえ、ペツネックとの結婚で幸せを掴めたようですし。それにしても、当時のオーストリアの社会情勢が複雑過ぎて、私には理解しずらかったです。 そこら辺を、もう少しわかりやすく書いて欲しかったです。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
興味深い本 2005/8/4
By pins
形式:単行本
いわゆるミュージカルになっているエリザベートではなく
その孫にあたるエリザベートの生涯が書かれたものです。
かなり厚みもあり、また上下に別れた2段組なので
読みにくいと思う方は上下巻で別れている文庫をお勧めします。

前半部分はハプスブルグ家のことが
孫の視点、また説明としてわかりやすく書かれています。
特にエリザベートの父であるルドルフの死については
よく書かれていると思います。
後半に入ると第1次世界大戦から第2次世界大戦後のことまで
オーストリアの視点(エリザベートの視点)で書かれており
細かな人物名などが書かれているので
途中疲れるところもありますが
ヨーロッパの対戦中の出来事がよく書かれているので
読んでいて飽きないと思います。
そのあたりに興味のある方も読まれると面白いと思います。

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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 7akane
形式:単行本
~最初は、ミュージカルにもなっているエリザベート(シシィ)が好きで、ハプスブルグに興味を持ちました。
このエリザベートは、シシィの孫のエリザベートのお話です。
ハプスブルグ王朝に生まれ、ハプスブルグが崩壊し、その後の目まぐるしい大陸全体の歴史に翻弄されつつも、しっかりとした信念を持ち続けて生きた女性の話です。
とても一人の人の人生と~~は思えないほど、次から次へと世界情勢が覆いかぶさって来る様な、とても中身の濃い人生を生きた方です。幸せだったのかどうかは別として。。。
エリザベートの生涯も丁寧に描かれていますが、歴史物語として、ハプルブルグ王朝崩壊前後の欧州の歴史も知ることが出来る、とても読み甲斐のある本です。
もっともっとこの時代のことを知りたくなる様な内容で~~した。~
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