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5つ星のうち 4.0
思わず、その時代背景を調べたくなる, 2007/12/18
レビュー対象商品: エリザベス1世 [DVD] (DVD)
面白かった! 最近、ヘレン・ミレンに凝っていて、これは、イギリスで、前後編のミニドラマとして、2005年に放送されたそうです。そして、こちらのドラマ、2007年のゴールデングローブ賞を獲っていて、更に、この年、彼女は、「クィーン」で、アカデミーを獲っている。全て、エリザベス女王ですね。なんだか、面白い。 16世紀ヨーロッパでは、その立場は、磐石でなかったイングランドであるが、スペインの無敵艦隊を破ったり、その礎を築いた、生涯独身であったイングランド女王・エリザベス1世の波乱に満ちた半生を描いたドラマ。 もう、世界史のことなんて、すっかり忘れていましたが、面白かった。観た後、思わず、その生涯を調べてしまった。知的な探究心を刺激してくれました。 かなり歴史に忠実に描かれていたようで、25歳で即位するまでも、母を処刑されたり、幽閉された少女時代は、描かれていませんが、フランスの伯爵と結婚を考えるようになったり、教皇によりカトリック教会から破門され、カトリック派より、何度も暗殺の危機に晒される辺りから、描かれています。 歴史的背景がわかると、やはり、更に面白い。当時、豪華な宮廷や衣装、豊かな文化が花開く一方、処刑は、本当に頻繁にあって、そのバイキング的な野蛮さと、文化の優雅さ、との過渡期であるがゆえに、欲望と恐怖という直接的な感情にストレートに翻弄されます。 特に、女王という立場にあり、身近に野蛮な行為を見て育った彼女にとって、その時代を生き抜くには、相当、難しかったのでは、と思います。 賢者な女王であった一方、年下の男性に狂ったり、それにより、彼の人生も、その周囲の人たちも巻き込むことによって、国家レベルの混乱を引き起こしたりもしていて、それでも、女王であって、彼女には、なにか、人々を、民衆を惹きつけるものを持っていたのと、基本的に、賢い人であったのでしょう。なんてったって、この厳しい時代を女王として、生き抜いたのですから。 ヘレン・ミレンは、とても上手く、納得の女王っぷり。もちろん、威厳という意味でも、狼狽する人間一人としても、完璧に演じていました。宮廷の暗さや調度品など、テレビのミニドラマでは、ありえないクオリティです。必見です。 ただ、処刑シーンも多く、目を覆いたくなるので、お子様と歴史観賞という手合いものではありません。ご注意下さい。
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5つ星のうち 5.0
愛と陰謀の王宮, 2007/10/28
レビュー対象商品: エリザベス1世 [DVD] (DVD)
イギリスで制作、前後篇のテレビドラマとして放映された作品で、 日本ではNHKのBSで放映されていました。 日本版では「エリザベス一世〜愛と陰謀の王宮〜」というタイトルでしたが、 この(余計な?)サブタイトルが表すように映画よりドラマ的な作品です。 エリザベスの政治手腕や人の使い方はなかなかに見事で、家臣との言葉あそびとも 思えるような卓越したやりとりにも感心しっぱなしでした。 ですがメインとなる物語は愛人たちとの恋、立場上いつも孤独でいなければいけない女王のジレンマ… などエリザベス一世の内面や感情をプッシュしてものとなっています。 前半ではロバート・ダドリー 後半ではエセックス伯との愛と陰謀の日々が描かれます 昼ドラ的な要素がまったくない、というわけではありませんが、 ヘレン・ミレンの好演、衣装や舞台の忠実さ・美しさなどは素晴らしいです。 またこれとは別のケイト・ブランシェット主演の「エリザベス」も名作でありますが あちらはドラマ性を強くするためか史実と違った点がいくつもあります。 こちらは歴史に忠実です。 また個人的には日本版の吹き替え声優さんたちの音声がとても気に入っているので このDVDにも収録されていることを望みます。
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5つ星のうち 4.0
3度観ました, 2009/8/6
レビュー対象商品: エリザベス1世 [DVD] (DVD)
このドラマは3度観たので、最後のレビューとして書き換えています。ヘレン・ミレンは 素晴らしいアクトレスからエクセラント!アクトレスへ。。。ロバート・ダドリーや エセックスとの男女関係を強調し過ぎている感はやはり否めませんでした。 しかし、ジックリ鑑賞すればするほどへレンミレンの演技は大人で味があります。 相談役の取り巻きを独特のドライ・ヒューマーで操り、煙に巻いたり、頭の回転が 良い女王からヒステリックな女王に変身。歴史文献に載っている女王になってから のエリザベスをできるだけ忠実に描いているのが分かります。 エリザベスはプロテスタントでした。だから重要な側近たちも全員プロテスタントです。 スコットランドのクイーンメアリーが再度カトリック王国を取り戻すために (カトリック系の側近達も野望がある) 密かに,エリザベス一世暗殺の計画をしていたことは歴史的に事実のようです. “私の肉体は弱い女であってもキングの魂を備えている”の名演説はロバート・ダドリー が彼女に言わせている言葉です。もしこれが本当だとしたら、エリザベス一世はとても 可愛らしい女性だと思いました。エリザベス一世の強さと,ウィットは, なんと言っても優秀な男性軍の取り巻きに支えられていたからでしょうね。 やはり女性って感情的で,ヒステリックで男性にしかないある部分の強さ (決断力、指導力)が欠けているのは仕方がありません... もっと歴史的に事実を知りたい方はエリザベスが3歳の時から死ぬまでを史実に基づき、 解説入りで見聞できる、ヒストリーチャンネルで出された“Elizabeth"をお薦めします(2DVD)。 このDVDからの情報ですが:エリザベス一世は既に若年の時からフランス語、 イタリア語、ラテン語をマスターし、今でも重要視されている彼女の文献で印刷のように 一つの間違いもなく3ヶ国語で書かれたものが残っています(信仰文書)。若い頃は、 このようなタレントを生かし父親のヘンリーに認められようと努力していたそうです。 迫力がある、それでいて女王であるが故に誰も信用する事が出来ない孤独な反面 もきちんと描かれています。4スター。
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