スペイン艦隊の決戦はまさに時代の節目の戦いだったのですね。この映画をみてよくわかりました。日本で言えば、元寇?それともバルチック艦隊を破った日本海海戦にあたるでしょうか。イギリスのプロテスタントとスペインのカトリックというキリスト教間の葛藤が二国間の争いの背景になっています。この戦いに敗れたスペインは、財政破綻し没落。イギリスは七つの海を征服し帝国にのし上がっていきました。この戦いが、如何に厳しいものであったかが端々に描かれています。当時のイギリスが決して一枚岩ではなく、イギリス領土を虎視眈々と狙っているスペインの謀略が張り巡らされ、疑心暗鬼の世界であった様子なども描き出されていました。不安に苛まれる女王には、常に重圧が圧し掛かかっていきます。スペインとの戦いで、命を賭ける事により国民の信頼を得て、戦いを勝利に導きます。この時、イギリス国民と王室との良好な関係は成立したのでしょう。16世紀のイギリスの建築物や装飾など美術も素晴らしい映画でした。エリザベス女王は歴史の時間に学びますし、日本人にも馴染みの深い方でしょう。ヴァージン・クイーンとしても有名です。このイギリスばかりか世界中の人から慕われた女王の人となりを窺い知ることができました。