エリザベス女王時代のイギリスというのはすべてにおいて大転換期で、説明するのも複雑で、映像としてイメージするのはさらに難しいのですが、うまくシンプルにまとめているなあというのが、感想です。おもしろさとしては星4つですが、難しいテーマを子供向きにここまでうまくまとめたことで星5つです。
エリザベスがロンドン塔に幽閉されて殺されかけた苦難の時代から、メアリ・スチュアートを処刑、しかしてスコットランドから次の王を迎えるよう指名するまで、ある意味ものすごくおどろおどろしくてドラマティックなんですが、この本のエリザベスが意志の強さを感じさせながらも明るく、そしてなぜか結構美人に描かれているので(笑)、あまり重さを感じません。
女の子はこの伝記を単純に楽しんで読めるようです。背景を知るほどに複雑に感じる親の方が、至らないのかもしれません。