出版社/著者からの内容紹介
逆境に生まれ、大国スペインに勝ち、そして貴公子との恋……
イギリスの運命を変えた女王!
来襲する無敵艦隊を破り、華やかで冒険に満ちた時代を築いた処女王。その魅力的な実像と時代を鮮やかに描き出す。
華麗にして勇猛──ためらいや迷いは長かったが、いったん決断するとエリザベスの行動は常に素早かった。周囲の者は身を案じて止めようとしたが、エリザベスは敢然としてティルベリーの防衛軍を閲兵し、全将兵を前に演説した。「私はこの戦いのただ中で、あなた方と生死をともにする覚悟であり、また神と私の王国のため……塵の中へ命も投げ捨てる覚悟である。私は自分が女性として肉体が弱いことは知っているが、1人の国王として、またイングランド国王としての心と勇気とをもっている……ヨーロッパの君主側が王国の領土をあえて侵すようなことがあれば、それをこの上ない侮辱と考え、それを忍ぶよりは、自らも武器を取って自分があなた方の司令官となり、審判者となり、戦場におけるあなた方の働きに報奨を与える者になりたい」これを耳にした全軍の将兵も、伝え聞いた国民も奮い立ったことはいうまでもない。──本文より
イギリスの運命を変えた女王!
来襲する無敵艦隊を破り、華やかで冒険に満ちた時代を築いた処女王。その魅力的な実像と時代を鮮やかに描き出す。
華麗にして勇猛──ためらいや迷いは長かったが、いったん決断するとエリザベスの行動は常に素早かった。周囲の者は身を案じて止めようとしたが、エリザベスは敢然としてティルベリーの防衛軍を閲兵し、全将兵を前に演説した。「私はこの戦いのただ中で、あなた方と生死をともにする覚悟であり、また神と私の王国のため……塵の中へ命も投げ捨てる覚悟である。私は自分が女性として肉体が弱いことは知っているが、1人の国王として、またイングランド国王としての心と勇気とをもっている……ヨーロッパの君主側が王国の領土をあえて侵すようなことがあれば、それをこの上ない侮辱と考え、それを忍ぶよりは、自らも武器を取って自分があなた方の司令官となり、審判者となり、戦場におけるあなた方の働きに報奨を与える者になりたい」これを耳にした全軍の将兵も、伝え聞いた国民も奮い立ったことはいうまでもない。──本文より
内容(「BOOK」データベースより)
逆境に生まれ、大国スペインに勝ち、そして貴公子との恋…イギリスの運命を変えた女王!来襲する無敵艦隊を破り、華やかで冒険に満ちた時代を築いた処女王。その魅力的な実像と時代を鮮やかに描き出す。
著者紹介
1935年、東京都生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒、立教大学大学院文学研究科修了。文学修士。都立高校、河合塾などを経て、現在、川村学園女子大学一般教育課程助教授。専攻は17世紀のイギリス革命期における政治と宗教の関係。著書に『イギリス革命と千年王国』(共著)──同文舘、訳書に『ロンドン歴史地図』(共訳)──東京書籍──などがある。