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エリザベス・コステロ
 
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エリザベス・コステロ [単行本]

J.M. クッツェー , J.M. Coetzee , 鴻巣 友季子
5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

文学の本質を探求する作家の業を描き、欧米の読書界騒然、ノーベル賞作家の問題作。オーストラリア生まれのエリザベス・コステロは、『ユリシーズ』に着想を得た『エクルズ通りの家』で世界的に知られる作家だ。六十も半ばを過ぎてなお、彼女は先鋭的な発言をし、行く先々で物議を醸す。ある文学賞授賞式のためにはるばる渡米したときは、スピーチやインタビューで棘のある言葉を吐き、付き添い役の息子とも意見を闘わせる。また文学講師を務める世界周遊の船では、旧知の作家と再会しても、彼の作家としての姿勢、文学論に異論を唱えてしまう。人道活動家の姉ブランチが住むアフリカでは神と文学まで話が及び、さらに神話やエロスについて考察を深める。文学シンポジウムに出向けば、批判的に取り上げようとした作家本人が出席することが判明し、角を立てまいとスピーチを書き直すべく徹夜するはめに…。『恥辱』で二度目のブッカー賞を受賞した著者が、架空の作家エリザベス・コステロを通して小説とは何か、作家とは人間とは何かを問う、審判の書。

内容(「MARC」データベースより)

世界的作家エリザベス・コステロとはいったい何者か? 文学賞授賞式や疎遠な姉とのぎこちない再会を通し、架空の作家の「書くこと」へのあくなき探究、文学者の孤独な旅を描く。ノーベル文学賞受賞後第1作。

登録情報

  • 単行本: 222ページ
  • 出版社: 早川書房 (2005/02)
  • ISBN-10: 4152086211
  • ISBN-13: 978-4152086211
  • 発売日: 2005/02
  • 商品の寸法: 19.5 x 14 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 441,271位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 読ませるが、面白いか?, 2010/7/9
By 
33 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: エリザベス・コステロ (単行本)
文章としては読ませるもので、文章は流麗でかなり見事。しかしながら、話そのものはそれほど面白いかと言えば、それは疑問。
小説とエッセイの中間くらいのものと考えて、文学論と小説についての本と考えるなら楽しめたのか。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 メタ・フィクション(現実と文学), 2007/2/17
レビュー対象商品: エリザベス・コステロ (単行本)
私は、同じ著者の「動物のいのち」と合わせ読んで、クッツェーの動物愛護とは、「暴力」のモチーフの延長として理解しました。つまり、作家が暴力、悪を描くときの想像力がどの程度リアリティーを持つのか、その罪の意識は種の枠を超えられるのか、という問題です。
そのために、現実とフィクションの境界を曖昧にするメタ・フィクションという形式が採られているのではないでしょうか。私は、文学という閉じられた世界の中での、いわばマスタベーション的なそれは、どうなんだろうと思いますが、このような現実に積極的に関係しようとするメタ・フィクションは大歓迎です。
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16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 作家ならではの問題意識, 2005/3/24
レビュー対象商品: エリザベス・コステロ (単行本)
 オーストラリア出身の66歳のエリザベス・コステロは著名な作家だ。文学賞授賞式でもひるむことなく、挑発的なスピーチで物議をかもすこともしばしば。旧知の作家に再会した席で、アフリカ小説は常に欧米の読者を意識しなくてはならなかったと熱弁をふるい、南アフリカの病院で働く尼僧である姉を訪れた時は、近況報告もそこそこに、人文学や神学について夢中で議論を闘わせる。だがそんな彼女ですら、作家は悪を描くべきか否か、という問題には確信ある答えを導き出せず悩み苦しむ。
 創作に真摯に向き合っているからこそ直面する作家ならではの問題意識や苦悩がある時は真剣に、ある時は滑稽に描かれていく。だが、エピソードの積み重ね方が弱いし、小説としてのまとまりに欠けている。それは著者自身が大学で講演した際の原稿を「小説として」まとめなおしたものという本書の生い立ちにあるのかもしれない。
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