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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
読ませるが、面白いか?,
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レビュー対象商品: エリザベス・コステロ (単行本)
文章としては読ませるもので、文章は流麗でかなり見事。しかしながら、話そのものはそれほど面白いかと言えば、それは疑問。
小説とエッセイの中間くらいのものと考えて、文学論と小説についての本と考えるなら楽しめたのか。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
メタ・フィクション(現実と文学),
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レビュー対象商品: エリザベス・コステロ (単行本)
私は、同じ著者の「動物のいのち」と合わせ読んで、クッツェーの動物愛護とは、「暴力」のモチーフの延長として理解しました。つまり、作家が暴力、悪を描くときの想像力がどの程度リアリティーを持つのか、その罪の意識は種の枠を超えられるのか、という問題です。
そのために、現実とフィクションの境界を曖昧にするメタ・フィクションという形式が採られているのではないでしょうか。私は、文学という閉じられた世界の中での、いわばマスタベーション的なそれは、どうなんだろうと思いますが、このような現実に積極的に関係しようとするメタ・フィクションは大歓迎です。
16 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
作家ならではの問題意識,
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レビュー対象商品: エリザベス・コステロ (単行本)
オーストラリア出身の66歳のエリザベス・コステロは著名な作家だ。文学賞授賞式でもひるむことなく、挑発的なスピーチで物議をかもすこともしばしば。旧知の作家に再会した席で、アフリカ小説は常に欧米の読者を意識しなくてはならなかったと熱弁をふるい、南アフリカの病院で働く尼僧である姉を訪れた時は、近況報告もそこそこに、人文学や神学について夢中で議論を闘わせる。だがそんな彼女ですら、作家は悪を描くべきか否か、という問題には確信ある答えを導き出せず悩み苦しむ。創作に真摯に向き合っているからこそ直面する作家ならではの問題意識や苦悩がある時は真剣に、ある時は滑稽に描かれていく。だが、エピソードの積み重ね方が弱いし、小説としてのまとまりに欠けている。それは著者自身が大学で講演した際の原稿を「小説として」まとめなおしたものという本書の生い立ちにあるのかもしれない。
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