フランスでは、「男は自動車と同じ。良いと思うものを乗り換えていけばいいのよ」というのが、普通の女性の発想だそうです。
ですから、ミッテラン大統領の愛人が見つかっても、誰も騒ぎません。
そんな性の自由な国から来た、清楚で純粋なエマニエル夫人。
彼女は、外交官である夫の赴任地タイに来ます。
同じフランス人たちは、現地で性の自由を謳歌しています。
夫さえも、彼女に「自由にしていいよ」と言うのです。
でも、自分の中の殻から抜け出せなかったエマニエル。
しかし、女友達との小旅行で、女としての喜びを知って変わり始めます。
決定的だったのは、フランス人で性の熟達者の老人との出会いでした。
これまでしたこともない、タイ人キックボクシングの試合を見て、
興奮します。
勝利者は、賞品としてエマニエルを求めます。
どうしていいか、老人に目で尋ねるエマニエル。
老人は、黙ってうなずきます。
エマニエルが、現地のタイ人に抱かれたはじめての体験でした。
エマニエルが、そのとき上げる喜びの声が美しいです。
交わりのシーンが、とても美しく描かれていて、この映画は単なるアダルト映画とははっきり一線を画します。
ラストシーンで、鏡台の前で化粧をするエマニエル。
その姿は、タイに来た当初とは異なり、成熟した大人の女の美しさを見せています。
男女の交わりは、美しいものです。この映画は、それを教えてくれます。