スイス出身、様々な古楽器を取り入れたメタル・バンド。2010年4th。メンバーは前作から変わらず。
前作のメタル要素皆無のフォーク・アルバムもそれはそれで味わい深かったが、メタル全開の本作は攻撃性と哀愁に満ちた傑作。
本作もまた、メンバー自身のルーツである古代ガリアの物語集ともいえる内容。アルバムのテーマはローマ帝国との攻防。カエサルの『ガリア戦記』では当然ローマ軍側からの視点で描かれているが、このアルバムではガリア人側の視点で物語が進行する。
疾走曲が豊富で、そのヘヴィでファストなリフの上を笛、バグパイプ、ハーディガーディといった古楽器が乱舞する。表現力豊かな芯の通ったヴォーカルと、現代的なセンスのギター・リフ。それらと高次元で融合しているケルト音楽の要素が、彼らの最大の持ち味だろう。