エフスタイルは若い2人の女性による、地に足のついたデザインの会社だ。
彼女たちは大学卒業時、ある偶然の成り行きから、会社に仕事を与えられる道を選ばず自分たちの仕事を始めることになった。以来、郷里の町工場や職人の人々とともに、彼らの技術や愛情をいかしたモノをつくり、つくりつづけ、全国のお店に卸している。
「就く」とか「与えられる」とか「選ぶ」といった言葉には、その言葉を使う人の仕事観が顔をのぞかせるが、彼女たちは仕事を「つくり」「育て」ている。
デザインの未来がどうのこうの語る人、とくにそういうことを語りたがるデザイナーは多いが、僕は彼女たちの実践の方に未来を感じる。