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エビータ (新潮文庫)
 
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エビータ (新潮文庫) [文庫]

ジョン バーンズ , John Barnes , 牛島 信明
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1919年5月7日、エビータはアルゼンチンの片田舎に私生児として生れた。貧困からはいあがり、女優となった彼女は、’44年、クーデターの末大統領となるペロン大佐と結婚。独裁政権を支えるファーストレディは癌のため33歳の若さで急逝した。大衆を魅了し、美貌と野心で夢を実現したエビータ。そのスキャンダラスな生涯を豊富な実証をもとに余すところなく明かすノンフィクション。

登録情報

  • 文庫: 314ページ
  • 出版社: 新潮社 (1996/11)
  • ISBN-10: 4102499016
  • ISBN-13: 978-4102499016
  • 発売日: 1996/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 174,246位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
 非常に冷静かつ突き放した見解で、エバ・ペロンの人生が描かれていると、
まず思いました。エバ・ペロンは実在したアルゼンチンのファースト・レディの名前です。今から五十年ほどまえに癌で亡くなりました。田舎の貧しい家庭で私生児として産まれた女の子が、現実の厳しさを物ともせず“女優”として成り上がり最後には大統領夫人の座を勝ち取ります。

 アンドリュー・ロイド・ウェバーが音楽を担当したミュージカル映画「エビータ」でマドンナが主演を熱演したのは記憶に新しいですが、あの中の女主人公について記された評伝です。

 “エビータ”の伝記物は、甘くなることもありますがバーンズ氏は極めて冷静で感情に左右されることがありません。淡々と事実を書き記し、薄い本でありながら、か!なりの情報量を眠らせたお徳な1冊です。

 携帯にも便利ですし、白黒ですがエバ・ペロンの生前の写真や生母、旅行中の写真も収まっています。お買い上げになっても決して損はしない1冊だと思います。訳文も大変いいと思いました、いささか硬い文章なのかもしれませんが評伝ですから普通なのではないかと思います。

 ご本を読まれながら、ミュージカルのサンドラをかけて御覧になってはいかがでしょう? 読み終えた後、きっとアルゼンチンを身近に感じられるはずです。一人でも多くの方に、是非とも読んでいただきたいです。
 
 

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
混乱時のアルゼンチンにおいて、貧困から這い上がり大統領夫人になった女優エバ・ペロン(通称エビータ)の生涯を書いたノンフィクションです。

女優から大統領夫人になったと聞けば、通常は誰しもグレイス・ケリーのようなシンデレラストリーを想像するでしょう。

しかし本書に描かれたエビータは女の子が憧れるような美しいだけのシンデレラでは決してありません。

14歳から愛人を持ち、後の夫になるペロンに出会うまでは数々の男の上を通り過ぎていきます。女優としてそれほど名声があったわけではないエビータは、

自分に有用な男を愛人とすることで自分を守って生きていくのです。ペロンの愛人になった後は、彼を助け政治に介入し、

労働者を味方につけることでペロンを大統領の地位にまで押し上げます。その後も労働者の賃金を上げ病院を整備し貧しい人々に尽くすという、

ファーストレディの鑑のような行動で、圧倒的な支持を得ていくのです。

しかし、やはりメルヘンのお姫様ではないエビータの顔がここでも出てきます。自分の支持者には果てしなく優しい彼女ですが、敵に対しては容赦しません。

権力・財力を駆使して弾圧を加え、相手の息の根が止まるまで攻撃します。

本書を読む限り、エビータという人は人々の崇拝や喝采に対してどこまでも貪欲だったように思えます。

彼女がもっとも欲しかったものは、大勢からの限りない溢れるような愛だったのではないかと感じました。

また、今まで縁遠かった国アルゼンチンについて知る契機になりました。副効果的に知識が増えるから自分はノンフィクションが好きです。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
1919年に私生児として生まれたエビータは、女優となりアルゼンチンの軍事政権での実力者だったフワン・ドミンゴ・ペロン大佐の情婦となる。第二次世界大戦が終結を迎え、ナチを支持していたアルゼンチンは外部からの孤立と内部の民主化への動きによって混乱する。そんな中副大統領であったペロンは解任に追い込まれるが、軍部の若手や民衆を味方につけて彼を大統領にまでさせたのは妻となったエビータだった。それから労働者階級を味方につけ、独裁政権をつくりあげたペロン夫妻だが、ファーストレディのエビータは33才で病死する。短く激しい女性の人生を客観的に描ききった著作だ。

自らの才能でのしあがった女性のストーリーは、野望と不屈の精神力もさることながらアルゼンチンだからこそ可能だった話だろう。まあ日本の政治とは比べ物にならないのは確か。これが実話でありしかもほんの何十年しかたっていないことが衝撃だった。打算ももちろんあったと思うけれど、エビータのペロンへの想いはどんなものなんだろう。彼女が本当にペロンを崇拝していたからこそ、周囲にも影響を与えることができたのだろうか。それとも彼女は自分自身に酔っていたのだろうか。そしてもし彼女がペロンを超えたいと思った時、歴史はどう動いたのだろうか。

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