ビートルズが出演した4回のエド・サリヴァン・ショーをオープニングからエンディグまでCMを含めて完全に収録した2枚組DVDです。
ビートルズの演奏シーンは今回放送以来初お目見えとなる6曲を除いては,これまで何回も見たことがあるのですが,こうしてショー全体を通して見るのはこれが初めてです。
このDVDのハイライトとなるのは初お目見えのビートルズの演奏シーンであることは間違いないのですが(特に1965年の演奏は見応え有りです),それ以外のショーの部分も予想外に楽しむことができました。
まぁ,確かにコメディ関係では,当時のアメリカの時代背景や人気TV番組やスターを知らなければまったくの意味不明な部分もあるのですが,それでも芸としてのレベルの高さはしっかりと感じることができます。考えてみれば,この番組は基本的に生なのですから,コメディに限らず歌や踊りやマジックもそれに耐えられる一流の芸人でないと出られないんですよね。
それにしても,ビートルズ初登場の回の『"オリバー"オリジナル・キャスト』には驚きました。ジョージア・ブラウンと一緒に歌う少年の姿を見て,どこかで見た顔だなぁ...と思ったら,何とデイビー・ジョーンズじゃないですか!モンキーズのデイビー・ジョーンズがそれ以前に『オリバー』に出演していたことは知っていましたが,まさかビートルズと同じ日にエド・サリヴァン・ショーに出ていたなんて...いや~,全然知らなかったですよ(^^;)。この貴重な映像が収録されているだけでも,このDVDを持っている価値があるってもんです。
しかし,1964年と1965年では,ほんの数ヶ月しか違わないのに,ビートルズの雰囲気がずいぶんと違いますね。1964年の出演時の姿からはアメリカ初上陸ということもあり,初々しさを感じるのですが,1965年になると,すっかりと貫禄がついて,すでに大物の貫禄すら感じさせます。髪の毛も随分と伸びたしね(^^;)。
ともあれ,このDVDを通して,当時の『エド・サリヴァン・ショー』がとても完成されたTVショーであったということが,良くわかります。