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エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫)
 
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エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫) [文庫]

西崎 憲
5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

19世紀前半のアメリカで、推理小説やホラー小説などの新たな分野を切り拓いた孤高の作家、エドガー・アラン・ポー。彼がつむぎ出した独自の世界がもつ圧倒的な想像力は、いまも多くの人に深く強い影響を与え続けている。40年という短く、また不遇な生涯を通して生み出された名作のなかから、その想像力のパワーを示す7篇をえらび、新訳で贈る。巻末に作家の小伝を付す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ポー,エドガー・アラン
1809~1849。小説家、詩人。アメリカのボストンに生まれ、幼くして旅役者であった両親と死別する。裕福な貿易商の養子となるが、養父と対立し自活を余儀なくされる。雑誌の編集などをしながら作品を発表しつづけ作家として名声を得るものの、妻を失った悲嘆と困窮と飲酒のうちに死去。その評価は死後に高まり、今も読みつがれている

西崎 憲
翻訳家・作家・アンソロジスト。『世界の果ての庭』で日本ファンタジーノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 287ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/05)
  • ISBN-10: 4480423214
  • ISBN-13: 978-4480423214
  • 発売日: 2007/05
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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43 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 他の人には書き得ない物語、という力, 2007/5/25
レビュー対象商品: エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫) (文庫)
新訳のおかげで読みやすい。このところ新訳の本がけっこう出ているけれど、今の言葉であることの読みやすさを痛感する。ありがたい。村上春樹訳、という特殊なスタイルもありだとは思うが、むしろこうした地道な翻訳作業に実りがあるといいなと思う。でないと海外の名作はそのうち誰も読まないものになってしまう。もちろん村上春樹訳、でもいいのだけれど。

正直に言えば、高校生以来のエドガー・アラン・ポーである。訳者自身の加えた評伝にある通り、高校生が反応しやすい物語だ。実際、そうだった。とはいえ、やはり今回読んで失望した訳ではない。どきどきするし、悲しくなるし、エドガー・アラン・ポーでしか味わえないものはやはりあるんだな、と思った。「アッシャー家の崩壊」を終えたところで読むのをやめようかと思ったのも、この物語がよくできていたからだと思う。評論家の言うことはその人の生きて来た範囲の話だ。ポーの人生はもっとすごいし、ずっと破綻している。

荒んだような、不思議な気持ちになりつつ、最後の評伝まできっちり読んだ。そうか、本国での評価は微妙だったんだ、と今さら知った。

さて。問題はこの本の装幀である。中身とは関係がない。においは近い。しかし。これはどう見ても松井冬子の絵以外の何ものでもない。それはポーとなんら関係はない。結び付けた気持ちは判らなくはないが、ただただ借り物である。

この本のデザインに関わった人々はペヨトルの「夜想 #耽美」に見事に取り込まれたこの絵を知らなかったんだろうか。あまりに、安直なブックデザインであることは間違いない。
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