アンサンブル・プラネタのほとんどの作品を聞いていますが、どのCDも演奏水準が高く裏切られたことがないので安心して聞いています。
女声5人によるア・カペラのアンサンブルというのは、本当は大変難しいものだと感じています。まず低音を支えるアルトの響きが豊かでないとダメですし、ソプラノは音が密集しますので正確な音程を保つのが大変です。アンサンブル・プラネタのメンバーによる演奏はいとも簡単に聞かせていますのでそうは感じませんが。
ラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」は透明感に溢れており、優雅でどこか淋しげな原曲の持つイメージにぴったりの編曲だと思いました。メンバーによるイタリア語の詩がつけられており、趣味のよい音楽に仕上がっています。
フォーレの「シシリエンヌ」は、小品としてよく器楽で演奏されますが、声楽アンサンブルにアレンジするため、英語の歌詞がメンバーの手によってなされています。フォーレらしい上品な香りに満ちており、違和感なくレパートリーとして聞かせてもらいました。
バッハ,グノーの「アヴェ・マリア」や、「グリーンスリーヴス」などのお馴染みの曲や、「あら野のはてに」、「オー・ホーリー・ナイト」のようなクリスマスに相応しい曲もよい演奏でしたが、個人的には、プロデュースをされている書上奈朋子作詞・作曲による「エイシャント・オース」が一番のお気に入りです。
アンサンブル・プラネタによるハーモニーの煌きは、まるで夜空に散らばる星のようですし、天空から降り注ぐ音のシャワーのようにも感じました。
是非お聴き下さい、癒されますので・・・。