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後半に突如現れる主人公と女との愛。ここで私は大きな問題を考えさせられる事になる。日米2つの国を揺さぶるスパイという使命を負いつつ、その使命と目の前の一人の女とを天秤にかけて図ろうとする主人公。国家・体制とは、イデオロギーとは、そして一人の人間の存在とは、ということを深く考えさせられる一冊だった。それほどまでにこの小説の結末は悲しすぎた。
読み終わった後に哀しさで感動する事はあまり無かった。だがこの小説を読み終えた後、なにかとてつもなく大きなものを失ったような哀しさを味わった。それだけこの本に引き込まれた。何度でも読みたいと思う。
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