「!!……、……?…………???」←感想はそんなカンジ。いや、冗談抜きで。
あの杉崎ゆきる(スギサキユキル)といえばご存じの通り、少年マンガ少女マンガと画風を使い分け、ファンタジーからロボットものまで見事にこなすマンガ家。その見るものを虜にする画力は素晴らしいの一言で、あの傑作『女神候補生』などはもはや芸術の域。今作のスタイリッシュな作画もレベルが高い。高いんだけど……どうしたんだ、杉崎ゆきる。ホントにあの杉崎ゆきるが描いたのか。
アクションシーンが何してんだかさっぱり。男性キャラが皆同じ人に見える。さらにさらにそれ以上に何なんだ、あの意味不明なストーリーは。どっかの有名な人がストーリー×作画をあの杉崎ゆきる(しかも久々のシリアス!)とあるから迷わず買ったのに。あれでは画力の無駄遣いだ。杉崎ゆきるが描いたからこそ書籍として出版できただけ。マンガなんて雰囲気と絵さえ良ければいいと思ったら大間違いだ。人に理解されない話など意味が無い。短気連載だからというのは言い訳にならない。その枠内でいかに面白い話を作るかが原作者の仕事。
杉崎ゆきるファンとしては悪夢のような作品だが、絵だけは上手いので星ふたつ。