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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
忘れられたSF作家ジャック・ウイリアムスン久々の翻訳本,
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レビュー対象商品: エデンの黒い牙 (創元推理文庫) (文庫)
原書刊行が1948年だってんですから、あの国書刊行会ドラキュラ叢書あたりで翻訳されていても不思議じゃなかった徹頭徹尾B級の大傑作。開幕そうそう先の展開が全部読めます。 こうなってああなって、この人物がこうであのキャラはこうなってと結末まで簡単に予想がつく。で、まさしく予想した通りに進むんですが、こちらの想像したオチになってもおはなしはまだ半分まで進んでない!をいをい、この先どうするんだと心配になるくらいのぶっとびぶりでとても60年も前の作品とは思えません。 最後には開いた口が塞がらない位の結末がまっているんですが、そこに至る過程でもいろいろあって、もう大変。ネタバレになるんでこういう書き方しかできませんが、野村芳夫さんのきわめて読みやすい(原文よりも格調高いんじゃないかなと思わせるくらいの)訳文のせいもあって一気に読み終えました。荒俣宏の解説は本文の後に読んだ方がいいかもしれません。 「ここに書いてあることは全部真実だ」と思ってしまった、困ったアメリカ人がいたのも納得できるB級の怪作で、最近ではいちばんのオススメです
10 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
当時は傑作だったろうが、今読む価値はない,
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レビュー対象商品: エデンの黒い牙 (創元推理文庫) (文庫)
人狼伝説の調査のために遺跡を調査していた教授が人類に重大な警告を発しようとした矢先に怪死し、地方新聞記者の主人公が調査を開始するが、... という話。1948年に(短編を拡張して)出版されたこの作品の前後に、1950年ヴェリコフスキー「衝突する宇宙」と1953年A.C.クラーク「幼年期の終わり」が出版されている。方向性は異なるように見えるが、両書を迎えた人気の共通の基盤は、戦争前後の物質的・精神的荒廃に起因する、既存の権威的な意見に対する深刻な疑念であったと考えられる。本作「エデンの黒い牙」は、扱っているテーマに関してはちょうど上記の二書物を補間したような位置にある。つまり、「神話って事実だろ」という要素と「人類って永続できないよね」という要素が含まれている。その当時は最先端のセンスだったのだろうが、今となっては相当陳腐化して色あせて見えるのはどうにも仕方がない。「ムー」っぽい乗りだと言えばわかる人にはわかるだろう。チープさの中にざらつく様な奇妙な熱がある事は確か。
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